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防水&FeliCa対応の日本向けミドルクラス機「OPPO Reno7 A」のスペックを詳しく確認

2022年06月18日 12時00分更新

文● オカモト/ASCII

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 シャオミ、モトローラに続いて登場した、ミドルクラスの日本向けカスタマイズ機「OPPO Reno7 A」。レビュー記事は後日掲載予定だが、まずは発表会での外観写真とスペックを中心におさらいしよう。

OPPOの日本向けミドル機がライバルから若干遅れての登場

6.4型有機ELで横幅73.4mm、重量175g
ライバルと比べると、ちょうどいいサイズ感と重量なのでは

 防水・防塵やFeliCaに対応するなど、OPPOが国内ユーザー向けに開発している「OPPO Reno A」シリーズも2019年から毎年新製品が登場して、早くも第4世代となる。3、5、7と奇数のモデルナンバーなのは、本国では1年に2度の新製品サイクルであるためとのことだ。

2019年の初代モデル登場時から3年。早くも第4世代に

 SoCはSnapdragon 695 5Gで、メモリーは6GB、ストレージは128GB。このあたりはシャオミ「Redmi Note 11 Pro 5G」(「1億画素超のカメラに有機EL、急速充電と至れり尽くせりの「Redmi Note 11 Pro 5G」」)、モトローラ「moto g52j 5G」(「3万9800円で防水&FeliCa搭載&性能も十分のモトローラ注目ミドル機「moto g52j 5G」をチェック!」)と同じ。ディスプレーは6.4型有機ELでこの両機よりは若干小さい(シャオミは6.67型、モトローラは6.8型)。リフレッシュレートも90Hz止まりだ。そのぶん、横幅は73.4mm(同76.1mm、76.8mm)、重量も175gと抑えられている(同202g、206g)。わずかな違いと言えばそれまでだが、実際に手に取ると差は大きく感じる。

20:9の6.4型有機ELで横幅は73.4mm。画面下部の額縁はやや太めだが、ちょうどいいサイズ感だ

ドリームブルーの背面。角度を変えると青くも白くも見える

600番台のスナドラだが、前モデルに搭載されていたSnapdragon 765Gと比べると、Antutu 9のスコアは若干上

リフレッシュレートは90Hz対応。設定で切り替えられる。また、ストレージを仮想メモリーとして利用する機能もある。仮想メモリーは2/3/5GBが選べる

カメラのスペックはライバルにやや負ける
nanoSIM×2とnanoSIM+eSIMの両方が可能なのは◎

 日本のユーザーに受け入れられそうという部分では、筐体デザインも挙げられる。「OPPO Glow」と名付けられたOPPO独自の背面加工は見た目と違って、サラサラとした触り心地の良さで、派出すぎず、清潔感がある。側面はスパッとフラット。「iPhoneに寄っている」という言い方ができなくもないが、それでも多くのユーザーに好感を持って受け入れられそうだ。

こちらはスターリーブラックの背面。写真だとキラキラ感があるが、実際はもっとおとなしく、また手触りもサラサラだ

ドリームブルーの背面をアップにしたところ

側面は完全にフラット。iPhoneっぽくはある

 カメラはメインが約4800万画素で、約800万画素の超広角、約200万画素のマクロの3眼構成(インカメラは約1600万画素)。Redmi Note 11 Pro 5Gの1億800万画素カメラほどの図抜けた性能ではないが、ミドルクラスとしては十分なものか。夜のポートレート撮影時に光を玉ボケさせる「ネオンポートレート機能」などが特徴的な機能として紹介されている。

カメラは遠くから見ると2眼に見えるが、実際は小さなマクロカメラがあっての3眼構成

 バッテリー容量は4500mAh。生体認証は、有機ELの採用で画面内指紋センサー(+顔認証)に戻ったが、操作した限りは光学式と思われる。OSはAndroid 11ベースのColorOS 12。スピーカーは残念ながら本体下部のみのモノラル(シャオミはステレオ、モトローラはモノラル)。イヤホン端子は用意されている。

本体下部にUSB Type-C端子やイヤホン端子が。スピーカーは残念ながらモノラル

 個人的にメリットがあると感じたのはSIMスロット。nanoSIM×2(片方がmicroSIMと排他)だが、eSIMにも対応しており、nanoSIM×2とnanoSIM+eSIMの両方の組み合わせが可能(シャオミ/モトローラともnanoSIM+eSIMのみ)。いろんなSIMを入れ替えして使いたいという人にはメリットとなるだろう。対応バンドについてはドコモ5Gの4.5GHz帯は本機も非サポート。SIMフリーのほか、au/UQ mobile/Y!mobile/楽天モバイルでも取り扱いされるので、これら3社のネットワークにはしっかり最適化されているはずだ。

OPPO端末でおなじみのColorOS。ドロワーがあるUIに切り替えることも可能

 カラバリはドリームブルー、スターリーブラックの2色。SIMフリー版の価格は4万4800円。

 Redmi Note 11 Pro 5Gとmoto g52j 5Gとはスペックが似ている部分もあるが、細かなところで差異もある。その点、本機は上述したように「若干小さくて軽い」ことが、結構大きなメリットとなりそうだ。

「OPPO Reno7 A」の主なスペック
ディスプレー 6.4型有機EL(20:9)90Hz対応
画面解像度 1080×2400
サイズ 約73.4×159.7×7.6mm
重量 約175g
CPU Snapdragon 695 5G
2.2GHz+1.8GHz(オクタコア)
内蔵メモリー 6GB
内蔵ストレージ 128GB
外部ストレージ microSDXC(最大1TB)
OS Android 11(ColorOS 12)
対応バンド 5G NR:n3/28/41/77/78
LTE:1/3/4/5/8/12/17/18/19
/26/28/38/40/41/42
W-CDMA:1/4/5/6/8/19
4バンドGSM
無線LAN IEEE802.11ac
カメラ画素数 約4800万画素
+約800万画素(超広角)
+約200万画素(マクロ)
イン:約1600万画素
バッテリー容量 4500mAh(18W対応)
生体認証 ○(画面内指紋、顔)
FeliCa/NFC ○/○
防水/防塵 ○/○(IP68)
USB端子 Type-C
イヤホン端子
カラバリ ドリームブルー、スターリーブラック
発売日 6月23日
価格(SIMフリー版) 4万4800円
 

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