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第13回 VAIO Z購入記、買ったからには徹底的に使いこなしてレビューする

VAIO S13からの乗り換えマシンとして編集長が選んだのは?

VAIO ZではなくVAIO SX14を選んだコバQの理由

文●飯島範久 編集●ASCII.jp編集部

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質感の高い本体だけに、その美しさを保つのが大変……?

 このように、期待以上の快適さを提供してくれるVAIO SX14だが、それでも使っていてちょっと気になる点もあるという。その一つが汚れを意識しやすい点。

 「ALL BLACK EDITIONほどではないが、使っているとボディーの汚れ(指紋など)が多少目立つ。特にパームレストは気になる部分。あと、SDカードスロットはやはり欲しいのと、USB Type-Cは左側にも欲しい。特に充電時、VAIO S13は充電ケーブルを左につなぐ配置だったので右にしかつなげられない点に若干違和感がある」

 指紋に関しては、カーボンファイバーで包まれているVAIO Zのほうが断然目立たない。VAIO SX14のパームレストはアルマイト処理が施されているが、筆者もVAIO S11を使っていたときは、やはりパームレストの汚れが気になり、都度布で拭いていた。アルミ製のパームレストはヘアライン加工されていることもあり、その細かな凹凸に手脂が入り込むのだろう。キートップはUV硬化塗装により防汚性があるため、タイピングしてもほとんど気にならないが、ここは致し方ない。

 左側にもUSB Type-C端子が欲しいというのは、周辺機器の接続というよりは、狭い場所やコンセントから少し離れた場所で充電しながら使いたい際に気になることのようだ。VAIO ZはUSB Type-C端子がないぶん、両サイドにUSB Type-Cを配している。利用する場所に合わせて使い分けが可能だ。この点は、VAIO Zのほうが利便性は高い。

VAIO Zの左右インターフェース。USB-Cが両サイドにあるのが強み

 「あとは、そろそろ第12世代Core搭載機が出てきそうで、性能やバッテリー駆動時間に思いっきり差が出たら悔しいかな……」

 最後の懸念は、すでに各社から第12世代Coreを搭載したマシンが各社から登場している。VAIOもそろそろ感が漂うが、性能が毎年刷新されていくのは当たりまえだろう。それを恐れていたら一生買えなくなってしまうので、必要なタイミングで、いま自分が求めている要求を満たすモバイルマシンを購入していくのが一番だろう。希望を満たすなら、思い切って購入してしまうのが、PCを買う際の正しい姿だ。

 最上のVAIO Zに注目してきた筆者だが、改めて感想を聞いてみると、VAIO SX14、VAIO Zは近いようで意外に違う面があり、異なるニーズを満たす製品であるというのが理解できた。読者にも、自分にとってのベストVAIOを探してほしいと思う。

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