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独自CPU「M1」で処理性能&バッテリー駆動時間が大幅向上 新Mac特集 第11回

アップルのチャレンジは10年先の各社DXの目指すところを示す

2020年11月12日 17時00分更新

文● 山田祥平 編集●飯島恵里子/ASCII

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 新型コロナは2ヵ月で2年分のデジタルトランスフォーメーションを進めたという。今回のApple Siliconによる新しいハードウェアの登場は、ずっと以前から計画されていたものであったとしても、2020年という年はコロナ禍とともに、アップルという企業が名実ともに仮想化されたハードウェアメーカーとなった年として、記憶されることになるだろう。形あるものを何も作らないハードウェアメーカーだ。ODMやOEM、EMSなど、さまざまな仕組みがあったが、それらの発展系ということができるかもしれない。

 世の中の分業体制は、こんなスタイルで進み、結果としてビジネスの構造が大きく変わっていく。かつて米IBMはコンピューターのメーカーから、サービスを提供する会社に生まれ変わった。今回のアップルのチャレンジは、当時とは少し違うかもしれないが、この先の10年の各社DXの目指すところを示すものになるだろう。

 

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