PCI Express 4.0対応でリード5GB/sはもう古い

リード最大7GB/sの衝撃!待望のSamsung製Gen 4対応SSD「980 PRO」を速攻レビュー

文●ジサトライッペイ 編集●ASCII

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AMD B550チップセット搭載マザーボードで検証

 というわけで、そろそろ検証に移ろう。今回の検証環境は以下だ。ASUSのTUF GAMING ALLIANCEで揃えたAMD Ryzen 7 3700X&B550チップセット搭載マザーボードの構成で、当然PCI Express 4.0(Gen 4)に対応している。なお、980 PROも970 EVO PlusもGen 4×4接続のM.2スロットに挿し、Dドライブとしてテストした。

検証環境
CPU AMD「Ryzen 7 3700X」(8C/16T、3.6~4.4GHz)
CPUクーラー ASUS「TUF Gaming LC 240 RGB」(簡易水冷、240mmラジエーター)
マザーボード ASUS「TUF GAMING B550M-PLUS (WI-FI)」(AMD B550)
メモリー CFD「W4U3200CM-8G」(DDR4-3200、8GB×2)
グラフィックス ASUS「TUF-GTX1660TI-O6G-GAMING」(GeForce GTX 1660 Ti)
システムドライブ Intel「SSD 660p SSDPEKNW512G8XT」(NVMe M.2 SSD、512GB)
電源ユニット SilverStone「SST-ET650-HG」(80PLUS GOLD、650W)
PCケース ASUS「TUF Gaming GT301 Case」(ATX)
OS Microsoft「Windows 10 Pro 64bit版」(May 2020 Update)

「CrystalDiskInfo 8.8.5」で読み取った980 PROの情報。内部インターフェースがGen 4×4であることがわかる

同じく、970 EVO Plusの情報。こちらもGen 4対応のM.2スロットに挿したが、当然だが内部インターフェースはGen 3×4接続となる

970 EVO Plusを圧倒するシーケンシャル速度!

 まずはストレージベンチマークの定番ソフト「CrystalDiskMark 7」(以下、CDM7)から見ていこう。NVMe SSDはQDの数でその性能を大きく変えるものもあるので、シーケンシャルテストに関しては「Q8T1」(QD8)と「Q16T1」(QD16)で検証している。

980 PROのCDM7(Q81T)の結果

980 PROのCDM7(Q161T)の結果

970 EVO PlusのCDM7(Q81T)の結果

970 EVO PlusのCDM7(Q161T)の結果

 980 PROは初っ端からシーケンシャルテストにおいて、リード約6.7GB/s、ライト約5GB/sを叩き出し、970 EVO Plusを大きく突き放した。なお、QDを8と16で変えてみたが、一見980 PROではリードで120MB/sほどの差があるように見えるが、これはテストの揺れの範囲だ。何回かテストを重ねていくとどちらの場合も約6.7GB/s付近に平均値が収束していくので、大差はないと思われる。しかしながら、980 PROと970 EVO Plusの差は圧倒的で、改めてSamsung製Gen 4対応SSDのすごみを見せつけた形だ。

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