このページの本文へ

さとうなおきの「週刊アジュール」 第128回

Ulrta Diskが東日本リージョンで利用可能に

Azure Container InstancesがDocker Desktopと統合

2020年06月12日 08時00分更新

文● 佐藤直生 編集● 大塚/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

Azure Backup:ファイル共有バックアップの誤削除保護、SAP HANA

 Azure Backupは、バックアップ/復元サービスです。

 ストレージサービス「Azure Storage」の一機能「Azure Files」は、SMBプロトコルベースのファイル共有サービスを提供します。

 Azure Backupで、バックアップされたAzure Filesのファイル共有に対して、誤削除からの保護がサポートされました。

Azure BackupによるAzure Filesのファイル共有のバックアップ

 Azure BackupによるRed Hat Enterprise Linux(RHEL)上のSAP HANAのバックアップが、プレビューになりました。

Azure Site Recovery:近接配置グループ

 Azure Site Recoveryは、様々な環境のVMや物理サーバー間のディザスターリカバリー(DR)/移行サービスです。

 VMの近接配置グループ(PPG)は、複数のVMを単一データセンターにデプロイする機能です。

 今回、Azure Site Recoveryで、PPGがサポートされました。これによって、PPGにホストされているVMを保護できるようになります。

Azure Advisor:推奨事項ダイジェスト

 Azure Advisorは、ベストプラクティスに従って、可用性、セキュリティ、パフォーマンス、コストの最適化のための推奨をしてくれるサービスです。

 Azure Advisorで、推奨事項ダイジェストがサポートされました。これは、Azure Advisorのベストプラクティスの推奨事項に関する要約を定期的に通知する機能です。

Azure Advisorの推奨事項ダイジェスト

Azure Service Health:新しい問題

 Azure Service Healthは、Azureサービスの問題に関するパーソナライズされたガイダンスとサポートを提供するサービスです。

 Azure Service Healthで、「新しい問題」(emerging issue)の表示がサポートされました。

 「新しい問題」とは、Azureが広範囲の停止を認識しているが、その範囲と広がりを完全には把握していない可能性がある状況です。これまでは、「新しい問題」は「Azureの状態」ページでしか確認できませんでした。

Azure Service Healthによる「新しい問題」の表示

Azure Monitor:Logs IntelliSense、エージェント、サンプルクエリ

 Azure Monitorは、Azureにおけるフルスタックの監視サービスです。

 Azure Monitorの一機能であるAzure Monitor Logs(旧称Azure Log Analytics)は、Azureやオンプレミス環境のリソースのログを収集、分析するサービスです。

 Azure Monitor LogsのIntelliSenseがアップグレードされ、テーブルの説明の表示、より最適な候補の表示、インライン ヘルプがサポートされました。

Azure Monitor Logs IntelliSenseによるテーブルの説明の表示

 Azure Monitor Logsで、エージェントの管理、ダウンロードページがアップデートされました。

Azure Monitor Logsエージェントの管理、ダウンロードページ

 Azure Monitor LogsのLog Analyticsワークスペースで、サンプルクエリの表示機能が強化されました。

Azure Monitor Logsのサンプルクエリ

Azure Lighthouse:4月のアップデート

 Azure Lighthouseは、パートナーが多数の顧客テナント上のAzureリソースを管理することを可能にします。

 Azure Lighthouseで、4月のアップデートがリリースされました。

Azure Portal:5月のアップデート

 Azure Portalは、ウェブベースのAzureの管理コンソールです。

 Azure Portalで、5月のアップデートがリリースされました。

カテゴリートップへ

この連載の記事