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片づけで続々発掘!

懐かしの「腕時計型の某」デバイスを振り返る

2020年05月06日 12時00分更新

文● 太田百合子 編集●飯島恵里子/ASCII

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ソニー・エリクソン製「SmartWatch MN2」9480円

早すぎたソニエリ製のスマートウォッチ「SmartWatchMN2」

 これまでいろいろなスマートウォッチを試してきたが、筆者にとってその最初のひとつとなったのが、2012年に発売された「SmartWatch MN2」だ。ソニー・エリクソン(現ソニーモバイルコミュニケーションズ)の製品で、同社製のスマートフォン「Xperia」シリーズのアクセサリーとして発売されたもの。

 その名前からもわかるようにこれが2代目で、初代はバンドから外れやすいなど評判が今ひとつだったが、これは背面についているクリップでラバーバンドバンドに固定。腕時計のように装着できるしくみになっていた。

クリップ式で簡単に着脱が可能。カラーが選べる別売りのバンドも選べた

 1.3インチ有機ELディスプレーを搭載し、今のスマートウォッチと同様にマルチタッチ操作が可能。スマホとはBluetoothで接続し、天気予報やメール、Facebook、Twitterのチェックのほか、カレンダーや電話帳、音楽プレイヤーの操作、電話の着信応答など、今のスマートウォッチにも通じる機能を、すでにいくつも備えていた。

 今では当たり前になりつつあるが、当時は腕時計でスマホの通知を受けられるのがとても便利に思えた。これまた時代をかなり先取りした製品だったと思うし、筆者の周りにはこれが使いたくてXperiaを選ぶ(他機種はサポート対象外だった)という人もいたくらいだったが、唯一の弱点だったのが充電。充電用にはmicroUSBではなく専用のコネクタが使用されていて、付属のケーブルがなければ充電ができなかった。が、筆者はこのケーブルを旅先で紛失。そのままなしくずしに使わなくなってしまった。

 ソニー・エリクソンはその後、ソニーモバイルコミュニケーションズになって「SmartWatch 2 SW2」「SmartWatch 3 SWR50」を発売するが、2014年に「SmartWatch 3 SWR50」を出した後は、スマートウォッチをリリースしていない。もう出さないのか、それとも逆転の発想でバンドに通知機能などを搭載した「wena」シリーズのように、また新たな「腕時計型の某」が登場するのか。引き続きウォッチしていきたい。

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