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最新の超小型サーバー「HPE ProLiant MicroServer Gen10 Plus」を知る!

24.5×24.5×11.9cmの超小型筐体にXeon CPUやHDD/SSD×4台を内蔵、リモート管理機能「iLO 5」も

超小型サーバー「HPE ProLiant MicroServer Gen10 Plus」発売

2020年03月25日 14時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 日本ヒューレット・パッカード(HPE)は2020年3月12日、小規模オフィスやリモートオフィス、店舗向けの超小型x86サーバー「HPE ProLiant MicroServer Gen10 Plus」を発売した。MicroServer前世代モデルで約半分の本体に、インテル Xeon/Pentiumプロセッサーや3.5インチHDD/2.5インチSSD×4台を搭載。さらに「HPE Integrated Lights Out 5(iLO 5)」の標準搭載や「HPE InfoSight for Servers」への対応など、運用管理面でも高度化を図っている。

「HPE ProLiant MicroServer Gen10 Plus」の本体と裏面。大型ファンの採用で、運転時でも最大21dBAの静音性を実現

 ProLiant MicroServer Gen10 Plusは、「インテル Xeon E-2200プロセッサーシリーズ」または「インテル Pentium Gプロセッサー」(2~4コア)1つを搭載するx86サーバー。最大32GBのメモリとSATA HDD/SSD×4台を内蔵することができ、ハードウェアRAID(オプション)にも対応する。ネットワークインタフェースは1ギガビットEthernet(1GbE)×4を標準搭載し、電源は外部電源アダプターを使用する。

 最大の特徴は、前世代(MicroServer Gen10)モデル比で約半分の容積となる24.5×24.5×11.9cmの超小型筐体だ。本体の縦置きも可能で、デスクトップやラック、店舗カウンターなどの“すきま”スペースを柔軟に活用して、多用途の業務サーバーを設置できる。

 HPEがProLiantサーバー向けに独自開発する管理プロセッサー、iLO 5を標準搭載している点もポイントだ。これによりファームウェアの改竄攻撃を検知/自動復旧する「Silicon Root of Trust(シリコンレベルの信頼性)」を実現するほか、iLOのオプションキットを追加することで、仮想KVMや管理者向けアラートなどの高度なリモート管理機能を利用できる。

 また、クラウドベースのAI管理ツールであるInfoSight for Serversにも対応している。多拠点に設置されたProLiant MicroServer Gen10 Plusの稼働状況をダッシュボードで一元監視してヘルスチェックを行えるほか、収集したテレメトリデータ(稼働状態)に基づく予測分析によって、ビジネスに影響を及ぼす障害予兆などを早期に発見し、対応可能にする。

 HPE ProLiant MicroServer Gen10 Plusの希望小売価格(税抜)は11万円から。

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