このページの本文へ

場所やVPN設定の有無と問わず、さまざまなデバイスを防御

テレワークを推進するセキュリティサービス「Cisco Umbrella」提供開始

2020年03月25日 13時30分更新

文● 大谷イビサ 編集●ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 2020年3月25日、KDDIはシスコシステムズのクラウド型セキュリティサービス「Cisco Umbrella」を、2020年4月1日から法人向けに提供することを発表した。場所やVPNの設定にかかわらず、PCやスマートフォン、タブレットなどさまざまなデバイスを保護する。

 Cisco Umbrellaは、インターネット上の脅威をセキュアな入り口として最前線で防御する機能を提供するサービス。ドメインとIPアドレスを対応づけて管理するDNSレイヤーで提供するセキュリティで、インターネットへの接続リクエストを送る際に宛先の安全性を確認。マルウェア(悪意のあるプログラム)、ランサムウェア(身代金要求型ウイルス)、フィッシングサイトなどの脅威からユーザーを守る。

 ワークスタイルの変化に伴い、従業員の居場所や使用するデバイスを問わず、最新のインターネットセキュリティを安価に確保することがセキュリティ管理者にとって重要性を増している。しかし、従業員の82%はVPNを使用せずダイレクトにインターネットにアクセスしているという調査結果もあり、VPNを使用していないときのセキュリティリスクへの対策が求められている。PCやタブレット、スマートフォンなどさまざまなデバイスからのインターネット接続をVPNのON/OFF設定に関わらず保護することができるため、サテライトオフィスや自宅などあらゆる場所から安全にアクセスできるようになるという。

 KDDIのサービスでは「Cisco Umbrella」の多様なライセンス形態の中でも、社内ネットワークのみならず、社外でのモバイル接続時にもユーザーを保護することが可能な"Insights"ライセンスを提供する。サービスは月額課金で、10IDから利用可能。1IDで月額500円で、初期費用は不要となっている。

■関連サイト

カテゴリートップへ

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード