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従来の500倍の高コントラスト、本当の黒が感じられる

関東初のドルビーシネマがオープン、さっそく行ってきた──MOVIXさいたま

2019年04月28日 00時00分更新

文● 岡安学 編集●ASCII

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本当の黒が実感できた

 デモ映像では「真っ黒の画面の中心に、白い円が浮かぶ映像」を流していた。

 従来のプレミアムプロジェクターが再現できるコントラストと、Dolby Visionの100万:1のコントラストを比較することができたが、明らかに黒の締まりが違うのがわかる。また、従来の映像では、スクリーンの前を横切る人の影が分かる(つまりわずかではあるが光が出ている)のに対し、Dolby Visionでは、まったくの闇でどこに人がいるかのさえわからないくらいだ。

 また、白い円と黒い地のエッジ部分も従来はにじみが発生していたが、Dolby Visionではより際立ってシャープなものとなった。解像度に関しては上映する作品に寄るのだが、明らかにHDRのコントラストの高さにより、映像がよりクッキリ、ハッキリ見えるようにはなっていた。

デモで流れた美麗な映像。

写真ではなかなか伝わらないのがもどかしい。ぜひ、自分の目で確かめて欲しい。

 音響に関しても、周囲360度どの方向からも音が飛んでくるのがわかり、映像とのリンクで臨場感を高めてくれる。かといって、大げさではなく、あくまでもリアルな音場を構築しているという印象だ。

 発表会の後に、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」が上映された。宇宙のシーンが多く、さらにドクター・ストレンジの魔法やアイアンマンのリパルサー・ビームなどの光源も多く登場する場面はDolby Visionの高コントラストが活かされている様がよくわかった。2時間近く同じ体勢で居るのは中々辛いものだが、座席の快適さでそれも感じなかったのも嬉しい部分だ。

 MOVIXさいたまでは、4月26日の「アベンジャーズ/エンドゲーム」を皮切りに、数多くのドルビーシネマ作品の上映を予定。洋画のみならず、邦画やアニメ作品も予定されている。

上映予定作品
4月26日:アベンジャーズ/エンドゲーム
5月3日:名探偵ピカチュウ
5月10日:轢き逃げ 最高の最悪な日
5月31日:ゴジラ キング・オブ・モンスターズ
6月7日:アラジン
6月14日:メン・イン・ブラック:インターナショナル
2019年夏:スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム
7月12日:トイ・ストーリー4

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