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165Hz駆動ディスプレー「VG258QR」もあわせて試してみた

TUF Gamingシリーズの新GPU「TUF-GTX1660-O6G-GAMING」の性能をチェック

2019年04月05日 11時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax) 編集●ジサトラショータ

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「TUF-GTX1660-O6G-GAMING」。実売価格は3万6000円前後

 堅牢性が特徴で、デザインに統一感のあるパーツを展開するASUSの「TUF Gaming」シリーズ。同社製のGPUやマザーボードと、他社製でもデザインを統一した「TUF Gaming ALLIANCE」認定を冠するパーツを揃えていくだけで、手軽にそれらしい環境を演出できるだけでなく、それぞれのパーツの細かな相性問題の発生を回避できる。もっぱら、これから自作PCを初めてみたい人向けだが、“タフ”の名前からも分かる通り、同価格帯の従来製品より頑丈であるのもポイントである。

 今回は、そんなTUFシリーズに新規追加されたグラフィックボード「TUF-GTX1660-O6G-GAMING」をチェックしていく。価格帯からするとミドルクラス帯のモデルとなり、リッチなグラフィックを訴求点とするタイトルでもなければ、十分にゲームを楽しめる製品と言えるだろう。

最新ゲームで100fps超えも狙える性能

 TUF-GTX1660-O6G-GAMINGは、製品名からも分かる通り、GTX 1660のOC版。コアクロックはGPUベースクロック1530MHz(GPU Boost時1815MHz)、メモリークロック8002MHzとなっており、搭載されるVRAMはGDDR5 6GB。2019年4月時点で見ると、同じTUF Gamingの製品としては、レイトレーシング対応のRTコアなどを備える「TUF-RTX2060-O6G-GAMING」(実売価格5万8000円前後)があり、どちらを購入すべきかは悩みどころ。TUF-GTX1660-O6G-GAMINGは、予算を抑えつつ、最新ゲームも動かせるゲーム向けPCのためのボードといった認識でいいだろう。

 本体サイズは205mm×123mm×46mm。2スロットを使用するものの、ボード長は短いため、小型のケースにも問題なく収まる。また補助電源は8ピンで、推奨電源容量は450W。ポイントとしては、冷却用ファンが2つ備わっていることと、保護用のバックプレートの存在だ。冷却用ファンはデュアルボールベアリング仕様であり、従来よりも倍近い耐久性を持つ。ゲームプレイ時は当然GPUに長時間の負荷がかかるので、ありがたい部分だ。またファン駆動部はIP5Xの防塵性能もあり、ホコリの心配も少ない。バックプレートは、グラフィックボード自体の歪みを抑制しつつ、物理的ダメージを防ぐために採用されている。

ライトアップ機能はないが、補助電源部にステータスランプがある。これはシンプルなもので、確認用である

出力は、HDMI 2.0b×1、DisplayPort 1.4×1、DVI-D×1。VRAM 6GBであるため、フルHDベースであればマルチディスプレイ環境にも向く

 ベンチマークを見ていこう。「3DMark v2.8.6546」、「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」、「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION Version 1.2」、「Shadow of the Tomb Raider」のベンチマークモードを実行した。ドライバーバージョンは419.67。また、CPUはCore i9-9900Kを使用している。

 3DMarkから見ていくと、最新PCゲームをプレイするのにまずまず問題のない値となっている。Fire Strikeのスコアーは1万を越えており、標準的なゲームタイトルであれば問題なくプレイできるものだ。ただフレームレートについては、60fps前提といったところ。これは後述しているが、タイトルによっては100fps付近に貼り付くため、設定次第となるがよりリッチな環境にも耐える。

「3DMark」のスコアーは「Fire Strike」系3種と「Time Spy」で計測

 標準的なゲームタイトルならばOKであろう値となったため、「ファイナルファンタジーXIV:紅蓮のリベレーター ベンチマーク」でもテストしてみた。最高品質/1920×1080ドット/フルスクリーンでスコアー13457。平均フレームレート89.897となり、60Hzのディスプレーであれば、もたつきが気になることはまずないだろう。

「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」のスコアー

 次に「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION Version 1.2」でテスト。重量級のゲームタイトルのベンチマークになり、同ベンチマークの動作が良好であれば、リッチなGraphicsを多用するゲームでの良好な動作を期待できる。スコアーとしては標準品質プリセットであれば「快適」の判定となったが、高品質プリセットでは「やや快適」となった。つまり、プレイは可能だが、設定を落とすほうがベターだ。

FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION Version 1.2。1920×1080ドット/フルスクリーンで実行したもの

 次に「Shadow of the Tomb Raider」のベンチマークモードでフレームレートを計測した。1920×1080ドット環境下で、かつ起動時にゲーム側が自動的に設定した状態で平均フレームレート77。これも、60Hzのディスプレイであれば問題ないものだろう。

「Shadow of the Tomb Raider」のベンチマークモード

「VG258QR」で最新バトルロイヤルゲームも快適

 以上のとおり、フルHD環境において60fpsをキープできることが多いと分かるだろう。では、それ以上の場合はどうだろうか。たとえば、FPSやRTSにおいては120Hz駆動やそれ以上の駆動性能を持つパネルが人気だ。そこで今回はASUSの165Hz駆動ディスプレー「VG258QR」で、人気のバトルロイヤルタイトル「Apex Legends」をテストしてみた。「VG258QR」は国内未発売だが、フルHD解像度で24.5インチのTNパネル、応答速度0.5msとゲーム向けのものだ。

ASUS「VG258QR」。普及価格帯のディスプレイながら165Hz駆動対応、応答速度0.5msとハイスペック。国内未発売だが、特別にテストで使用させてもらった

画面同期技術「FreeSync」にも対応するため、PCゲーミングにはうってつけだろう。ちなみに、FreeSync対応ディスプレーでG-SYNCを利用できる「G-SYNC COMPATIBLE」も簡単に試してみたが、165Hz環境でも問題なく動作しているようだった

 Apex Legendsではトレーニングモードでフレームレートをチェックしてみた。グラフィックス設定はゲーム側が自動的に設定したものを採用。トレーニングモードのマップ中央にあるターゲット付近で、小まめにエイムしつつ、射撃を実行した。平均フレームレートは110fpsで、最小フレームレートは104fps。ゲーム側の設定をいくつか下げることで120fpsをキープできそうであり、TUF-GTX1660-O6G-GAMINGの場合であれば、テクスチャフィルタリングやアンビエントオクルージョン品質の設定を下げてみるとよさそうだ。

このあたりで移動しつつ、急速に視界を80〜90度ほど動かしつつ、エイムをする過程でのフレームレートを見てみた。平均フレームレートは110fps前後と十分

設定

 GTX 1660は、リアルタイムレイトレーシングといった最新機能を使うのは困難だが、ミドルクラスGPUとしての動作は良好であり、また価格帯も最新世代としては安価だ。レイトレーシングがなくてもOKなのであれば、ちょうどいいグラフィックボードといえるだろう。また冒頭でも触れているように、TUF Gamingシリーズのパーツを揃えてPCを自作するのもいい。統一感を得られるだけでなく、TUFシリーズのパーツ同士の構成を前提にしているため、これからPCを組んでみたい人にオススメできるだろう。

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