味のインパクトは絶大、「スッとする」の極限
さっそく飲んでみたけど、ごめんなさい、ぜんぜん真っ当じゃない! 液色も青いが、飲んだ人の顔も青くなる、すごい味。まあ、その、「すごい味」とかいう表現は編集者としての立場からするとダメダメなのだけれど、一人の人間としてはこう書くしかない、というのも真実。
もうちょっと細かく説明すると、まず、とにかくスッとする。甜茶の独特な後味と、黒じゃばらの柑橘系の苦味が合わさり、さながら「フリスク」を溶かして飲んでいるような、スッとするの極限な味だ。湿布のようなきわどい香りもあり、たとえば「ルートビア」が好きな人には意外と好まれるかも。人によっては、ハマりさえすればクセになる要素があるといえばある。
味も香りも、とてもではないが、万人に勧められるものではない。逆に言えば、独創性はすごいし、カフェインは大量に入っているしで、眠気覚ましには最高だろう。総合して、ゆっくり飲むのではなく、気分転換に一気飲みしてリフレッシュするための栄養ドリンクとしては、正しい進化といえなくもない気がする。
今回はグルメ担当のナベコさん、ASCII編集部のエナドリ番長・スピーディー末岡さんにも試飲してもらった。
ナベコさん「わ……すごい味ですね……。エナジードリンクが好きな人にはよいか、嫌いな人にはアウトとか、そういうレベルではないと思います。ほかにはないテイストで、キツイお酒みたいな感じもありますが、わたしはメンソレータムのリップクリームを想像しました。ああいう感じのスッとする感が、とにかく個性的」
スピーディー末岡さん「これは……久々にすごいのが来たね! レッドブルやモンスターエナジーとは一線を画しているね。甜茶が効きまくっていて、薬みたいな味もする。エナドリ好きなら飲まないわけにはいかないインパクト! おいしいかと言われるとまたちょっと違った話なんだけど……」
とにかく、CAFOONは「何もそこまで」と思ってしまうほどの個性。カフェインやアルギニンがどうという範疇の話ではない。怖いもの飲みたさで手を出して、後悔する可能性もあるといえばあるだろう。ただ、とにかくオリジナリティとしては(色も含め)レベルが違う、まさにエナドリ界の蒼い衝動。試してみる価値は……あるかも。
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