スマホラッシュだった2018年
その裏ではケータイ人気が復活していた
スマートフォンの新製品ラッシュは2018年後半も止まりませんでした。2019年はフォルダブル(折りたたみ)ディスプレー搭載モデルなど楽しみな製品がたくさん出そうです。その一方では高性能化するスマートフォンへのアンチテーゼか、フィーチャーフォン人気も復活しています。中でもHMD Globalが展開するノキアのリバイバルモデルに注目が集まっています。
ノキアブランドのスマートフォンは2017年に電撃的な復活を遂げましたが、HMD Globalはスマートフォンだけではなく「Nokia 3310」を約20年ぶりに復活させ話題となりました。当初は2G版だけが登場したNokia 3310は、その後3G版が登場し、中国ではKaiOSを積んだ4G版も出ています。また、今では下火となった山寨機(さんさいき)と呼ばれる無名メーカーによる「勝手に作ったケータイ」として、Nokia 3310のコピー品も中国や新興国で数多く出回っています。
Nokia 3310人気を反映して、2018年2月に発表されたNokia 8110 4Gは名前の通り4Gに対応、KaiOS搭載でSNSアプリの利用も可能ないわゆる「ガラホ」になりました。また、KaiOSにグーグルが出資したことでグーグル検索やグーグルマップも利用可能になるなど、簡易的なスマートフォンとしても使うことができます。
このノキアのリバイバルモデルはノキアを使っていたユーザーだけではなく、父親や年上の兄弟が使っていたのを見ていたという、今の20歳以下の若い世代にも懐かしいものになっています。日本ではノキアの携帯電話があまりなかったことから国民的な人気にはなりませんが、ヨーロッパあたりでは熱狂的なファンが再び増えているとか。
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