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今組むゲーミングPCにRyzen 7がオススメなワケ

Ryzen 7は9900Kの差額分で高性能GPUを加えてゲームも快適に!

2018年12月18日 11時00分更新

文● AMD HEROES編集部

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同額予算構成のパフォーマンスを比較

同じ予算でも構成次第でビデオカードはハイエンドGPUにできるのが、自作PCのおもしろいところだ

 ここからは、「Ryzen 7 2700X」+「GeForce RTX 2070」と「Core i9-9900K」+「GeForce GTX 1060 6GB」を使用したテスト環境を用意。実際に同額近いコストでどのくらいゲーミングのパフォーマンスが異なるのかをチェックしてみた。テスト環境は以下の通りで、CPUとマザーボード、ビデオカード以外の構成は同じになっている。

 パフォーマンスの計測には、「PUBG」こと「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」や「Shadow of the Tomb Raider」、「バトルフィールドV」といった実ゲームを使用している。

AMD Socket AM4環境
CPU AMD Ryzen 7 2700X(8コア/16スレッド、3.70GHz~4.30GHz、TDP105W)
マザーボード MSI「B450 TOMAHAWK」(Socket AM4、B450、ATX)
メモリ G.SKILL「Trident Z RGB F4-3200C16D-16GTZR」(3200MHz※2666MHzで動作、8GB 2枚)
ビデオカード 玄人志向「GF-RTX2070-E8GB/DF」(GeForce RTX 2070、GDDR6 8GB)
SSD KingFast「F6 PRO 2710DCS23-360」(2.5インチ、360GB、SATA3)
電源ユニット Seasonic「SS-750KM」(750W、80PLUS GOLD)
OS Windows 10 PRO 64bit(Ver:1809)
Intel LGA1151環境
CPU Intel Core i9-9900K(8コア/16スレッド、3.6GHz~5.0GHz、TDP95W)
マザーボード MSI「MPG Z390 GAMING PRO CARBON」(LGA1151、Z390、ATX)
ビデオカード 玄人志向「GK-GTX1060-E6GB/WHITE」(GeForce GTX 1060、GDDR5 6GB)
SSD KingFast「F6 PRO 2710DCS23-360」(2.5インチ、360GB、SATA3)
電源ユニット Seasonic「SS-750KM」(750W、80PLUS GOLD)
OS Windows 10 PRO 64bit(Ver:1809)

玄人志向「GF-RTX2070-E8GB/DF」のブーストクロックは、リファレンス準拠の1620MHzだが、実動作では1800MHz台にまでアップしていた

Ryzen 7+RTX 2070構成では4Kプレイも視野に入る

 まずは「PUBG」で計測を行なった。画質は最高の“ウルトラ”で固定し、解像度1920×1080ドットと3840×2160ドットに設定。DirectX11ベースのゲームになるため、フレームレートは「Fraps」を使用し、マップ「Erangel」をプレイした際のリプレイデータを再生させた際を計測。最小、平均、最大フレームレートをまとめている。

「Ryzen 7 2700X」+「GeForce RTX 2070 8GB」のフルHD解像度では、最小フレームレート60fpsオーバーを記録。ビデオカードの性能が異なるので当然といえば当然だが、「Core i9-9900K」+「GeForce GTX 1060 6GB」に20fps以上の差を付けた。

 フレームレートを優先して画質を落とせば、さらに高いフレームレートを維持し、リフレッシュレート100MHzオーバーのゲーミング液晶と組み合わせにも向く。

 一方、4K解像度時も最小こそ60fpsを切ってしまったが、画質次第では60fpsを維持してプレイできる結果に。「Core i9-9900K」+「GeForce GTX 1060 6GB」との差は平均で25fpsほどと、フルHD自よりもさらに広がった。

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