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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ”第579回

iPhone XSのポートレートモードは猫だってキレイに!

2018年09月29日 10時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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塀の猫をiPhone XSでローアングル撮影。ちょっと「HDRくさい」けど、iPhone XSで撮ったあと、写真アプリで「ブリリアンス」をちょっと強めにかけてやるのがコツ。2018年9月 アップル iPhone XS

 例によって、9月は新型iPhoneで猫を撮る話。わたしが今年購入したのは(って書くと毎年買ってるみたいだけど、ええ買ってます。まさかこんなに価格が上がるとは思わず)、「iPhone XS」。iPhone XS Maxという一回り大きなモデルも画面を見やすくて魅力的だったのだけど、左手で猫を撫でながら右手で撮るなんてシーンを考えると、ボディーが大きいと困る。

 片手だけでなんとか撮れるといいなと思うと、iPhone XSになっちゃう。まあ、猫を撮るためにiPhoneを買ってるわけではないのだけど。

ゴールドのiPhone XS。大きさもiPhone Xと同じなので(重さやカメラ部の大きさやその他ビミョーに違いはあるけどパッと見ではわからない)、iPhone Xに買いたすときは色違いにするべし

 しかし、見た目が同じなら中身も同じというわけではなく、メインカメラ(広角側のカメラ)の性能がさりげなく上がっていて、なおかつスマートHDRで大きな明暗差に強くなった。

 というわけで冒頭の写真。これ、撮ったあとに標準の「写真」アプリでちょっといじってるからわざとらしいHDRっぽさがでちゃったけど、iPhoneのカメラでこの絵が作れる時代になったのだと思ってもらえればいい。

 これは塀の上に猫がいて、警戒しつつもここまで近寄らせてくれたので、しゃがんで下から撮ってみたのだった。

 個人的にはこのスマートHDRとメインカメラのレベルアップが一番のトピックなんだが(日常のたいていの写真に関わってくるから)、話題になっているのはやはり「ポートレートモード」の背景ぼかし。

 ポートレートというくらいだから人物撮影を念頭においてるんだけど、もちろん相手は猫でもOK。冒頭の塀の上の猫、ちょっと別角度からポートレートモードで撮影。そののち、写真アプリで「被写界深度を浅く」して(要するに背景のボケを大きくして)みた。

 いやあ一目瞭然でキレイだわ。背景がキレイにぼけたおかげで、塀の上にちょこんと座ってるチャトラが背景に紛れずにふわっと浮いて現れる。前景と背景の境界も……ガン見すると微妙なところはあるけど、気にならないレベル。前側もボケてくれるともっとよかったのだけど。

最初にこれを撮ったときは感心した。写真を見慣れてる人は、手前がボケてないのを不自然に感じるかもしれないけど。2018年9月 アップル iPhone XS

 もうひとつ別の猫。とある神社の参道を歩いてたら、塀の上でくつろいでる猫を発見。これ、猫の顔にタッチAFでピントを合わせてるんだけど、その背景、葉っぱが近いところは少しぼけ、遠くなるに従って大きくぼけてるところなんかちゃんと距離を見ているんだなあと感心。だから写真に立体感がある。背景を一律でぼかしちゃうと、書き割りっぽくなっちゃうから。

 これなら今までより頻繁にポートレートモード使いそう。

今週は塀上猫と縁があった模様。背景の葉っぱもいい感じにぼけてて感心。ちょっと警戒気味の顔をしてるところがまたよい。2018年9月 アップル iPhone XS

 この猫、塀から飛び降りたと思ったらわたしの先回りをして……つまり猫しか通れない最短距離でベンチの上へちょこん。どうやらここがホームポジションらしい。ぐっと近づいてポートレートモード。

 背景のぼけ方がまたマニアックでアップルらしいのであった。ボケの形が中央は円形で、周辺に行くに従ってレモン型になっていくのだ。

ベンチにちょこんと座ったさっきの猫。ほどよい距離でポートレートモード。背景のぼけに注目。2018年9月 アップル iPhone XS

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