ハンヴィーの飾りとしてジェリカンを購入
そんなに濃くはないのですがそこそこミリタリー好きなワタシ。なにかというとアレコレ買ってしまうんですが、最近一番お金を使っているのがハンヴィー関連のアイテムです。
ひと口にミリタリーファンと言ってもジャンルはさまざま。軍装品の収集が好きな人もいれば、銃が好きな人もいるし、戦史や軍事研究が好き、航空機が好き、戦車が好き、艦船が好きなどなど、ちょっと考えただけでも十いくつかは思いつくほどです。さらに軍装品といっても国や年代で分かれるし、銃や乗り物も種類によって細分化されます。
ワタシの場合、小中学生のころはモデルガンブームだったこともあってモデルガンをいくつか持っていました。ミリオタ趣味の始まりですが、当時は服や装備には興味なし。モデルガンだけです。高校生になると某漫画の影響を受け、米軍のベトナム戦争時のジャケットやパーカーを買ったり、ジープの本を買ったりしていました。いつか軍用車両に乗りたいと思ったのもそのころです。
大学時代はエアガン屋でバイトしていて、その流れでサバゲーに参加。ようやくBB弾を使うエアガンが出てきて、撃ち合う遊びをサバイバルゲームと呼ぼうみたいな時代でした。そのあたりからベトナム戦争時代の米軍装備品集めも本格的になってきて、数年後にはとあるムックに掲載されていた物がほぼすべて集まり、しまいにはケネディジープと呼ばれた軍用車両M151A2まで買う始末です。
ただ、そこまで集めたらゴールというかなんだか満足してしまい、全部手放してしまいました。昔からいろいろ集めては手放すということを繰り返しているので、思ったほどコレクター気質ではないようです。
その後はそれほどマニアックな物に手を出すこともなく、米軍の迷彩服やブーツ、ちょっとした装備品、サバゲー用品を買う程度だったんですけれど、たまたま縁のあったハンヴィーを突然購入。以降は弾薬箱やら消火器やら車載ファーストエイドキットやらマニュアル入れやら、ハンヴィー関連グッズが買い物の中心になっています。
このジェリカンもハンヴィーに積んでおいたらソレっぽいかなと思って買ったモノです。
灯油ポリタンクのデザインはジェリカンから
ジェリカンは英語だとjerrycan。canは缶の意味なので、ジェリ缶と書かれることもあります。なんでもドイツ兵のスラングがjerryだったので、イギリス軍がjerrycanと呼ぶようになったのだそうです。
初めて作られたのは80年以上前のドイツで、軍用の燃料用容器として開発されました。箱型の金属容器で容量は20L。フタにはバネが入っていてワンタッチで開閉でき、注ぎ口が付いているのでパカッと開けてそのまま車両に給油が可能です。それまでの200L入りドラム缶に比べてはるかに小さくて軽く、給油時にポンプがいらないなど画期的なアイテムでした。
戦争が始まるとジェリカンを鹵獲したイギリスが自国でも真似をして作り始め、アメリカでも作られるようになりました。年代や国によって形や容量、材質などに多少の違いはあるものの、基本デザインは今でも変わっていません。よほど使い勝手がよかったんでしょうね。
ちなみにそのころのジェリカンは金属製でしたが、現在の米軍の物はポリエチレン製。いわゆるポリタンクです。
ポリタンクというと真っ先に思いつくのは石油ストーブ用の灯油容器だと思います。よくあるのは縦長の箱型で18Lまたは20L入りのタイプですが、あれがまさにジェリカン。口の部分が斜めにカットされている、側面に強度アップのためのX型の凹みがある、取っ手が一体化されているなど、ジェリカンのデザインが色濃く残った物が多く見られます。
ワタシが持っているのも、X型の凹みが○とXを組み合わせたような形になっているものの、全体のフォルムや取っ手は昔のデザインが踏襲されています。
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