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sRGBは99%、デジタルシネマ向けの色空間のDCI-P3でも85%をカバー

リアルな臨場感と没入感! 狭額縁&HDR対応23.8型ディスプレー

2018年04月24日 09時00分更新

文● 山口優 編集●八尋/ASCII

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デルの「S2419HM」

 デルから23.8型ディスプレー「S2419HM」が登場した。四辺のベゼルの狭額縁化によるコンパクトな本体や、IPS方式による広視野角、sRGBカバー率99%以上の広色域、HDR対応などが大きな特徴となっている。今回は、S2419HMの外観や基本性能、実際の使い勝手などを2回にわたって紹介する。

超狭額縁デザインの省スペースディスプレー

 S2419HMは、フルHD(1920×1080ドット)でIPS方式のディスプレーを採用。ディスプレーサイズは23.8型だが、最薄部およそ5.5mmという極薄のベゼルにより、およそ幅537.5mmというコンパクトなサイズを実現している。21~22型の標準的なディスプレーと同程度のサイズ感で、スペースの少ない机の上にも設置しやすい。重量も約4kg(スタンドおよびケーブル込み)と軽く、片手でも楽に持ち上げられる。

ベゼル幅は最薄部5.5mmとなっている

 本体はシルバーが基調で、シンプルながら洗練された印象。背面はゆるやかな曲面を描いており、中央部はそれなりの厚みはあるが、エッジに向かって徐々に細くなっている。とくに左右のエッジ部はわずか6mm程度しかなく、横から見ると非常に薄く感じられる。

本体背面はシルバーが基調となっている

 スタンド部も曲線や曲面を取り入れたデザインで、パッと見はかなり細く華奢に感じられるが、剛性は高く安定感もある。高さ調整機能やスイベル機能はないが、チルト機能は備えており、前方に5度、後方に21度まで角度を調節可能だ。

チルトは前方に5度、後方に21度まで角度を調節可能

 個人的に少し残念だったのが、VESA規格に対応していない点。そのためVESA準拠のモニタアームやスタンドは取り付けられない。もっとも、付属のスタンドは本体と一体感があり、ケーブルをまとめるための穴(ケーブル管理スロット)が設けられているなど、使い勝手は悪くない。そのため机の上に設置して使用する場合は、付属のスタンドでもあまり不満は感じないだろう。

スタンドは本体に固定されており、取り外すせない。VESA準拠のモニタアームなどが使えないのは残念

 インターフェースは背面中央の下部に縦に配置されている。搭載するポートは、HDMI 2.0×2、ライン出力×1と少なめだが、一般的なユーザーには十分な装備ではある。

インターフェースとして、HDMI 2.0端子×2、ライン出力端子、電源コネクターが搭載されている

 電源内蔵ではないためACアダプターを使うが、一般的なノートパソコンの付属ACアダプターとほぼ同じ程度のコンパクトなサイズで、使用時もあまり邪魔にならないのはありがたい。

付属のACアダプター。一般的なノートパソコンのACアダプターとそれほど変わらないサイズだ

広色域のノングレアパネルを採用

広視野角のIPSパネルを採用。色再現性や階調表現力も高い

 S2419HMはIPS方式なので視野角が垂直・水平ともに178度と広く、斜め横から観ても色の変化が少ない。ディスプレー表面はノングレア処理が施されており、明るい場所で使用する際も映り込みが少なく観やすいのが特徴だ。

 色の再現領域(色域)も広く、標準的な色空間であるsRGBの99%、デジタルシネマ向けの色空間であるDCI-P3でも85%をカバーしている。一般的なパソコンのアプリやコンテンツはsRGBを基準にしているため、本製品ならほぼ制作者の意図した通りの色で再現される。

色域はsRGBの99%と広い

 実際、sRGBカバー率が70~80%程度の一般的なノートパソコンの内蔵ディスプレーと比べると、より映像ソースに忠実に再現されるのがわかる。とくに新緑のみずみずしい緑や真紅のバラの花など、鮮やかな色で差が出てくる。色域の狭いディスプレーだとくすんだような色合いになったり、色飽和が起きて階調がのっぺりしてしまうのに対して、S2419HMは本来の鮮やかさや色の階調がしっかり再現されていた。

 視野角や色域の広さだけでなく、明るさの最大値が大きいのもS2419HMの魅力の1つ。画面輝度は標準値が400nit(1nit=1cd/m2、1cdはロウソク1本程度の明るさ)、ピーク値が600nitとなっている。一般的な外付けディスプレーはピーク値で200~300nit程度のものが多く(明るいものでも400nit程度)、本製品の輝度が非常に高いのがわかる。

OSDで「Smart HDR」機能を設定すれば、HDRコンテンツの表示に対応する

 ちなみにS2419HMは次世代の高画質技術として注目されているHDR(High Dynamic Range)コンテンツの表示に対応しており、明暗差の大きい映像を一般的なディスプレーより自然かつリアルに表現できるが、その実現に貢献しているのが、このピーク輝度の高さだ。次回はそのあたりについて詳しく紹介していこう。

試用機の主なスペック
製品名 S2419HM
ディスプレーサイズ 23.8型
表示解像度 1920×1080ドット
視野角 垂直178度、水平178度
輝度 600cd/m2
ダイナミックコントラスト比 800万:1
コントラスト比 1000:1
入力端子 HDMI 2.0×1
インタフェース 音声ライン出力×1
サイズ/重量 およそ幅537.5×奥行157.6×411.6mm(スタンドを含む)/約4.0kg(スタンドとケーブル含む)
付属品 電源ケーブル、HDMIケーブルほか

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