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Gorilla Glass 4採用、タブレット単体での持ち運びも想定した仕様

質感も使い勝手も優れたデルの12.3型2 in 1ノートPCを触る

2018年03月03日 17時00分更新

文● 貝塚/ASCII

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「New Latitude 12 7000 2-in-1」

 デルの「New Latitude 12 7000 2-in-1」は、ディスプレーが着脱式で、タブレットとしても使える12.3型の2 in 1ノートPCだ。

シンプルな機構で使いやすい2 in 1

 ディスプレーが360度回転するコンバーチブルの2 in 1ノートが増えてきた中、あえて着脱式の2 in 1ノートというスタイルをとっている理由は、すこし触ってみれば分かる。

強力なマグネットでディスプレーユニットとキーボードドックを固定する

 New Latitude 12 7000 2-in-1は強力なマグネットでディスプレーユニットをキーボードユニットに装着するタイプだが、マグネットが極めて強力で、ディスプレー側を持ってぶら下げてもまったく外れる気配がないほど安定感があるのだ。

 分離せずタブレットモードに移行できるコンバーチブル型は、管理の手間を考えると楽だし、取り回しはよい。しかし、タブレットとして見ると、明らかに機能に対し質量が大きくなってしまう弱点がある。

 その点、New Latitude 12 7000 2-in-1のディスプレーはタブレットと考えても収まりのよいおよそ幅274.8×奥行209.2×高さ7.25mmというサイズ感。重さは約680gと、一般的なタブレットと比較すれば重めだが、片手で支持したり、取り出したり/しまったりする分には、問題のない重量におさまっている。また、ディスプレーのカバーガラスには、米コーニングの「Gorilla Glass 4」を採用。これはタブレット単体での持ち運びも想定した仕様といえるだろう。

およそ7.25mmと、タブレットとしてもちょうどいい厚みのディスプレー
このサイズでは最高クラスに入る2880×1920ドット

 ディスプレーには2880×1920ドットのIGZO液晶パネルを採用。解像度の高さも特徴だが、IGZO液晶の発色のよさで、このサイズのノートとしては最高クラスのディスプレーの美しさを実現している。12.3型を業務用途で使用する場合、解像度が低いと、特にエクセルなど表計算ソフトを利用する際に、情報量が著しく少なくなってしまうケースがある。

 2880×1920ドットという解像度は、単体ディスプレーでいえば27~34型程度に多い解像度であり、文字が小さくなってしまうのが許せれば、New Latitude 12 7000 2-in-1なら、コンパクトながら、かなり多くの情報量を表示できるというメリットがある。

唯一の弱点はインターフェース

インターフェースは、充実しているとはいえない

 New Latitude 12 7000 2-in-1はデザインや質感、性能、使用感ともにハイクラスなノートだが、唯一、弱点になり得る点として、インターフェースの仕様が挙げられる。

 キーボード部は、あくまでドックに近いあつかいで、インターフェースはなし。ディスプレー部にもUSB Type-C(Thunderbolt 3互換)端子×2と、SDカードスロット、3.5mmジャックを搭載するのみ。

 USB Type-C対応の周辺機器も増えてきているものの、まだまだ主流がType-A端子な状況で、このインターフェースは少々制限を受ける部分があるといわざるを得ない。

 ユーザーは、周辺機器はあまり接続しないモバイルマシンとして割り切って運用するか、アダプターなどを接続して既存の周辺機器を活かすかを選択することになるだろう。もっとも、ウェブ接続やプリント、ファイルのやり取りなど、ほとんどがケーブルやハードを通さずに完結してしまう昨今の状況では、このような仕様でもあまり不便に感じないという人もいるはず。利用スタイルに合っていれば問題ないが、インターフェースの仕様によって、使い手を選ぶマシンになっている部分はある。

打鍵感は抜群、ただし配列に特徴あり

打鍵感は抜群にいいが、配列は一部独特

 キーストロークは、見た目から想像がつかないほどしっかりと深く、またキーのふらつきも少ない。ビジネス向けをうたうモデルだけあって、一般コンシューマー向けのキーボードとは、造りが違うと感じさせる打鍵感を実現している。

 難点は、エンターキーの小ささだ。デルのモバイル向けマシンにはよくある配列なのだが、アルファベットキーが十分な面積を確保している一方で、エンターキーはアルファベットキー1.5倍程度の幅しかなく、狙うように打たないと押し損ねてしまう場合がある。

 英字キーボードを基準として日本語キーボードにカスタマイズしている都合と思われるが、一般的な日本語配列のキーボードから乗り換えると、多少戸惑うであろう部分だ。ここについては、ある程度使って慣れるしかない。

 少々独特の仕様は含むものの、様々な点でビジネスの相棒として活躍してくれそうなノートパソコンだ。質感、使用感のしっかりした2 in 1ノートを探している人は、ぜひNew Latitude 12 7000 2-in-1を購入の候補に加えてほしい。

試用機の主なスペック
機種名 New Latitude 12 7000 2-in-1 プレミアムモデル
CPU Core i5-7Y54(1.2GHz)
グラフィックス インテル HD グラフィックス615
メモリー 8GB
ストレージ 128GB SSD(M.2接続/NVMe対応)
ディスプレー 12.3型(2880×1920ドット)、タッチ対応、Gorilla Glass 4、3K IGZO
内蔵ドライブ
通信規格 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.2
インターフェース USB Type-C(Thunderbolt3)端子×2、USD 3.0カードリーダー、USIMカードスロット
サイズ/重量(ディスプレー部) およそ幅274.8×奥行209.2×高さ7.25mm/約680g
OS Windows 10 Home(64bit)
価格 17万2778円から

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