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とにかく期日中に提出しよう

確定申告はまだ間にあう! 見逃せない節税方法とペナルティ

2018年03月09日 11時00分更新

文● 松下典子 編集●飯島恵里子/ASCII

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年商500万円なら、申告するだけで40万円以上おトク!?

 還付申告(源泉税が戻ってくる)の場合は、無申告による罰則や追徴課税はありませんが、還付金が受け取れず、税金を払い過ぎてしまうのはもったいないですよね。無申告の方に多いのが、「どうせ僅かな額しか戻ってこないだろう」という考えです。しかし、意外と馬鹿にならない金額かもしれません。

 例えば、年500万円の売り上げがある場合で考えてみましょう。事務所家賃や交通費などで月20万円程度の経費がかかるとすれば、白色申告で基礎控除38万円だけだったとして課税対象は約220万円、所得税は12万円程度。すると源泉税の51万500円から、39万円近くが還付されることになります。扶養家族や保険料などの控除があれば、もっと戻ってくる可能性もあります。

 さらに、所得税だけでなく、翌年の住民税は所得の10%、国民健康保険なども所得をベースに算出されるので、総額になると大きな差が出ます。

 ちなみに、申告期限に遅れた場合も5年以内に申告すれば、還付金が受け取れます。

できるだけ早く帳簿を作成するコツ

 白色申告でも記帳が義務付けられているので、ただ領収書の金額だけを電卓で合計するわけにはいきません。最低限、表計算ソフトを使って、日付と支払先、金額のリストを作る必要があります。手早く短時間で完成させるには、「やよいの白色申告 オンライン」「やよいの青色申告 オンライン」のような確定申告ソフトを使うのがおすすめ。記入ミスが起こりにくく、効率よく入力できます。

 ベテランの経理担当者は、非常に速いスピードで伝票を処理できますよね。早く入力するにはコツは、経費の領収証やレシートは、タクシー代、コンビニなどと、同じ内容や支払先ごとに分けておくこと。種類がバラバラだと、ひとつひとつ科目を判断しなくてはいけないので、時間がかかってしまいます。同じものなら、何も考えずに機械的に処理できますし、コピペも楽。ソフトが自動で日付順にソートしてくれるので、順番を揃えなくても大丈夫です。

 スキャナーやスマホで自動取り込みする場合も、内容別に分類しておくと効率的です。

経費に入れてはいけないモノ

 経費は、事業で使った費用のことです。領収書を整理している時間がないと、「何でも入れちゃえ」となってしまうかもしれませんが、もちろん含めてはいけないものがあります。間違えやすいのが、税金関係。税金によって、経費に含まれるものと含まれないものがあります。

 所得税、住民税(都民税・区民税・市民税)は×。事業税、消費税(税込経理)などは経費に含まれます。自動車税や持ち家の固定資産税などは家事按分できるケースがあります。国民年金や国民健康保険、民間の生命保険などは、申告書のほうに別途記載する項目なので、経費には計上しません。

 Suicaなどの交通系ICカードは、物品購入もできてしまうので、チャージ金額をそのまま交通費に計上するのは不適切です。厳格には、利用するたびに経費として計上するのが本来の形です。問題は、チャージの領収書はあるけれど、利用明細を出力していない場合。実際に交通費として使ったことを証明できればよいので、決まった場所に通っているなら、各月分の交通費を計算して記入しましょう。

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