このページの本文へ

クルマにも定額制が登場!月1万9800円~、最短90日で乗り換え可

2018年02月15日 06時00分更新

文● 吉田 由紀子(ダイヤモンド・オンライン

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

ベンツから大衆車まで!
90日で乗り換えも可能

最短90日で乗換えができる定額制のNOREL。車検、保険、自動車税なども含んで月額1万9800円から利用できる

 先日、高級車ポルシェが定額制でレンタルできるというニュースが、アメリカで大きな話題になった。月額2000ドル(約22万円)から借りることができ、クルマ好きの間で人気を呼んでいる。

 こういった定額制(サブスクリプション)のサービスは、世界のあらゆる分野で拡大している。利用している読者も多いと思うが、例えば、音楽ではAppleMusic、動画はNetflix、Amazonプライムビデオ、雑誌はdマガジン、洋服はエアークローゼットなど、多種多様なサービスが登場している。そして、日本でもクルマの定額制のサービスが始まり、ユーザーを増やしている。

 月額定額制の短期カーリースの「NOREL(ノレル)」というサービスだ。一般的なカーリースは3~5年は車を乗り換えられないが、NORELは最短90日で乗り換えが可能。しかも月額1万9800円(税別、2年目以降は年会費が必要)から様々なプランがあり、レンタカーの「わナンバー」ではなく、一般車両と同じナンバーに乗れる。保険料、自動車税、重量税も込みの値段で、車検の必要もない。現在までに掲載したクルマは累計900車種で、常時1600台以上のラインナップを誇っている。輸入車4割、国産車6割の比率だ。

 輸入車はベンツ、キャデラック、BMW、Audi、ジープなど、人気の高級車が多い。国産車は、ほぼ全てのメーカーが揃っており、セダンだけでなくSUV、ワゴン、ステーションワゴン、ミニバン、バン、コンパクトカー、クーペ、オープンカー、軽自動車、トラックと多彩なクルマが揃っている。

レンタカーより割安で
ローンにも縛られない

 クルマを借りる手順はこうだ。まずWEBサイトで自分の希望するクルマを検索し、必要事項を記入して予約をする。事務局より必要書類キットが送られてくるので書類に記入後返送。ノレル側が審査を行い、同時に提携している整備工場や行政書士、保険会社が、車両の名義変更、保険の登録などの手続きを行う。その後、全国550ヵ所にあるガリバー系列店に車両が送られ、ユーザーは店頭で受け取ることができる。支払いはクレジットカードでOKだ。

 では、この定額制サービス、従来のレンタカーとどう違うのか?

 例えば、レンタカーサービスで250万円のクルマを6時間借りると、約1万円が相場だ。月に10回借りれば、10万円の出費。レンタカーは最短15分から使えて便利だが、その分、コストがかかる。クルマを購入する場合は、250万円を60回払いにすると、月に4万5000円の負担。加えて車検や保険料、自動車税などがかかる。NORELの場合は、250万円のクルマの場合、月額5万9800円のプランとなる(車検、保険、自動車税など込み)。

「NORELは、クルマというより“クルマとの自由なつきあい方”を提供するサービスです。クルマを所有すると、ローンで少なくとも5年から10年は縛られます。一括購入だと高額な出費を負担しなければなりません。しかし、弊社のサービスでは月に数万円のコストで済みますし、気に入らなければ90日後には乗り換えの予約ができます」(NORELを運営する株式会社IDOMの許直人さん、以下同)

 どんなユーザーが多いかというと、まずはビジネスでの利用者だ。期限が決まっている長期出張や単身赴任者が多い。1年だけクルマが必要といった場合は、カーリースやレンタカーより得である。また個人事業者の場合、会計上、クルマが固定資産と見なされないため、税金面でも有利となる。起業したばかりで、まとまった資金のない事業主にもメリットは大きい。

家族の変化にも
柔軟に対応できる

 ファミリー層の場合、夫婦2人の時代から、子どもが生まれ成長するにつれ、必要なクルマが変わっていく。最初はコンパクトカーでよかったものの、子どもが大きくなってくると、ワゴン車やバンが必要になってくる。また、家族に介護の必要が生じた場合、それ相応のクルマに変えていくケースも多い。

 スポーツやアウトドアを楽しみたい人は、夏はキャンプ道具を積み込める大型ワゴン車、冬はスキー場へ行くため雪道でも安全なジープと、季節ごとに乗り換えることもできる。

「ワインや食事もそうですが、比べてみて初めて面白さがわかる、ということがよくあります。ご主人の勧めで様々な車種を利用して、それまでまったく興味のなかった奥様や娘さんが、クルマに関心を持つようになったというケースもあります」

 ところで、気になるのは、故障や事故などのトラブル対応だ。

「クルマが故障した場合は、最寄りのガリバー店舗でチェックをします。自然故障であれば修理をします。修理に時間がかかるようであれば、他のクルマを選んで交換していただくこともご提案しております」

 車両保険に関しては、独自の「NORELケア」というサービスでフォローしている。有料にはなるが、自損事故や当て逃げ、火災や転落事故の際にも補償が効く。また、このサービスに加入すれば、1台のクルマを最大5人まで使用することができるので、家族や友人間でシェアも可能だ。

「洋服のように簡単に着替えられるほど、クルマが消費者にとって身近で手軽なものにしていきたいです。クルマを必要とする方々の暮らしを、より豊かにするお手伝いができればと考えています」

 シェアリングエコノミーの浸透とともに所有から共有へ。これからはクルマも洋服を着替えるように、気軽に乗り換える時代になるのかもしれない。

(吉田由紀子/5時から作家塾(R))


※本記事はダイヤモンド・オンラインからの転載です。転載元はこちら

カテゴリートップへ

最新記事
最新記事

ASCII.jp ビジネスヘッドライン

アスキー・ビジネスセレクション

ピックアップ