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いい夫婦の日「家事シェアセミナー」レポート:

「なんで私ばっかり家事やるの!」夫婦仲が壊れる前に知りたい話

2017年11月20日 17時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita)

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 家電アスキーの盛田 諒(34)です、こんばんは。今年2月に赤ちゃんが生まれ、2ヵ月の育休を取得。そこから育児コラム「男子育休に入る」を連載してきました。家事育児につきものなのが夫婦げんか。わたし自身が数えきれないほど妻を爆発させてしまっています。家事もがんばっているつもりなのですが、日々妻に謝っています。

 ヌーンと肩を落としながら17日に参加してきたのが「家事シェアセミナー」。11月22日「いい夫婦の日」を記念して、パナソニックが開催した共働き夫婦対象のセミナーです。ゲストは共働き世帯の家事シェアに詳しいNPO法人tadaima 三木智有代表。妻と3歳の娘と3人暮らし、日本で唯一の家事シェア研究家として活動しています。

共働き世帯の家事シェアに詳しいNPO法人tadaima 三木智有代表

 セミナーでは共働き夫婦の家事シェアにかんする調査を中心に、「家事やってよ!」「やってるだろ!」とぶつかりがちな共働き家事をうまく分担するコツ、家事の時間を短縮できる家電などを紹介していきました。これが目からウロコというか「そういう目線があるのか!」と驚かされる話が多く、とてもおもしろかったです。

 セミナー来場者は、わたしを含めて家事に悩む共働き世帯の男性がほとんど(「男子育休に入る」読者の方もたくさんいらっしゃいました)。妻を爆発させてきた点で身におぼえがあるという方も多く、解決の糸口をつかむべく真剣に話に聞き入っていました。家事分担に苦慮している男性が自分以外にもたくさんいるとわかり、「一人じゃないんだ」と励まされた気持ちにもなりました。

 長くなりますが、妻の地雷を踏んできた夫目線のセミナーレポをお読みください。


●家事のイライラは「負担」「不満」の2種類

 セミナーはパナソニックの共働き家事にかんする調査「共に働き、共に家事する、夫婦のホンネ ライフスタイル調査」結果発表からはじまりました。

 平成に入ってからは共働き世帯が増え、出産しても働き続ける女性も増えました。しかし共働き家庭であっても家事をやっているのはほとんどが女性。夫はゴミ出しだけはやってくれても、ほかの家事をやってくれないのが現状だそうです。

 「昔からゴミ出しはパパに大人気の役割なんですよね。『イクメン』という言葉が当たり前になっていき、育児には関わっていこうという意識ができてきた一方、家事に対しての感覚は『(妻が)やってくれるもの』という意識から出ていくところがいまだなく、夫婦間の家事のギャップはなかなか埋まりません」(三木さん)

 ゴミ出し、すごくわかります。こういうことを書くとまた怒られるのですが、赤ちゃんがゴギャーと泣きやまないとき、逃げるような気持ちでゴミ出しに行ったこともありました。

 一方、夫婦で家事分担をして負担が減ってもケンカが起きてしまうのはなぜか。三木さんによれば家事分担でイライラする原因には「負担」と「不満」の2種類があるためです。

 「負担は『食器を片づけるのが面倒』や『料理を毎食つくるのが大変』といった作業的な負担の部分。そこは家事代行や家電を使うことでかなり軽減できます。一方、不満の解消も大事です。自分ばかりが時間を調整している、自分が言わなきゃ何もしないといった不公平感のことですね。不満を解消するのが夫婦間のコミュニケーションです」(三木さん)

 この説明にメチャメチャ納得しました。フィジカルメンタルどちらも大事ということです。

 わたしは自分が家事をしていた方だと思っていたのですが、妻がしている家事には特にコメントをしていませんでした。妻からしてみれば、わたしが家事に参加することで負担は減らせても、自分が中心になって家事育児をしている(しかも気づかわれない)不公平感は減っていなかったということですね。自分自身が連載で「育児では気持ちを汲むのが大事」などとたわけたことを書いていたのですが、実際は何もわかっていなかったことがあきらかになりました。ショックです。

 ちなみにパナソニックの調査では、妻が夫に家事を「3割くらいやってほしい」のに「2割くらいしかやってくれていない」と、残り1割を不満に感じているそうです。

 そこで残り1割の家事負担を、夫とともに生活家電とシェアすればいいのではないかというのがパナソニックの考え。紹介したのは「共働き世代の新・三種の神器」といわれる家電3製品です。

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