このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 5 6 次へ

開発者インタビューと緊急レビューで徹底紹介

多機能より音質派に朗報! ヤマハの新フラグシップ&BTイヤホンを試聴すべし

2017年11月01日 11時00分更新

文● 鳥居一豊 編集●ASCII 撮影●篠原孝志、曽根田元

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷
ヤマハから新たなフラグシップイヤホンとワイヤレスイヤホン/ヘッドホンの計3種が発表された。さっそく開発者インタビューと試聴レビューで迫る!

遅れてきた本命! ヤマハ新型イヤホン&ヘッドホン発表

 イヤホン端子を省略したことで話題となったiPhone 7の登場をきっかけに、Bluetooth搭載のヘッドホンやイヤホンが大きな人気となっている。ここ最近の新製品でもワイヤレスタイプの占める割合は増える一方だ。そんななかでも沈黙を守っていたヤマハだったが、今秋満を持して新モデルを発表した。ワイヤレスタイプのBluetoothヘッドホン/一体型イヤホン、そして有線タイプはハイレゾに対応したイヤホンだ。

 いずれも音質と装着感にこだわった作りで、機能をあえて絞って王道を行くところがヤマハらしい。「イヤホンやヘッドホンには何よりも音質を求めたい!」という人にとっては、まさに遅れてきた本命と言えるだろう。

 そこでアスキー編集部では、開発者の皆さんにインタビューを敢行。久しぶりの新製品についてたっぷりと語っていただいた。同時に、鳥居一豊による実機レビューでそれぞれの魅力と特徴を紹介していきたい。

ニューモデルの登場はイヤホン、ヘッドホン共にほぼ3年ぶり

ハイレゾモデルも、ワイヤレスモデルも、求めたのは「自然さ」
ヤマハの考えるイヤホン/ヘッドホンとは?

―― まずは、今回の新モデル全体に関してお聞きしたいと思います。ヤマハのヘッドホン/イヤホンの新モデルは数年ぶりですが、このタイミングで一気に3製品を発表する意図が気になるところです。

開発担当の小林力氏(ヤマハ株式会社 技術開発部 音響システムグループ)
デザイン担当の大町健謹氏(ヤマハ株式会社 デザイン研究所 プロダクトデザインDグループ)
開発担当の波多野亮氏(ヤマハ株式会社 技術開発部 音響システムグループ)

小林 じつはあまりタイミングを狙ったものではありません。ラインアップを見直していくなかで、ハイレゾ音源を楽しんでいる人が満足できる実力を持つ上級モデルが必要だという結論になった結果です。

 本格的なワイヤレスタイプも今までありませんでしたから(編註:Bluetoothワイヤレスユニットを同梱したイヤホンは存在)、ヤマハとしてもラインアップするべきだと。ですからあまり流行は追わず、ヤマハのワイヤレスとは?をイチから検討しています。

―― 新製品を試聴しましたが、「自然さ」が1つのキーワードになっていることがわかります。それがヤマハらしさ、ということでしょうか?

大町 ヤマハのオーディオ機器やPA装置、楽器に至るまで、「ナチュラルサウンド」(自然な音)が1つのテーマとなっています。イヤホン/ヘッドホンでは、音質の自然さに加えて、装着感や見た目の自然さも求めました。

―― その一方で、ワイヤレスモデルでは多くのメーカーが採用しているノイズキャンセル機能は備えませんし、完全独立型のトゥルーワイヤレスタイプでもありません。

小林 確かにノイズキャンセルをはじめとする高機能を売りにしたモデルも多いのですが、ヤマハとしてはまず音質ありきで機能を検討していきました。ノイズキャンセル機能はオン/オフでの音質の変化が気になりますし、完全独立型はバッテリー寿命の問題や紛失してしまいやすいなど、使い勝手の点でまだまだ開発の余地がありました。

 そこで、一番肝心な音質を重視し、装着感や見た目も含めて道具として長く使えるものを作ったほうが良いと考え、機能についてはシンプルにしています。

―― デザインやカラーにしても、どちらかというと落ち着いていますし、黒を基調とした配色はシンプル、スマートと言えます。

波多野 意識したのは「流行にとらわれず、長く愛用できるものを」ということです。仕様を決める上ではユーザー層を想定したり、多くの人の声も採り入れてはいますが、まずは『自分たちが欲しい!』と思えるものを目指しましたね。デザインやカラーの方向も「派手で目立つ!」ではなく、日常生活に馴染むことを心がけました。

前へ 1 2 3 4 5 6 次へ

注目ニュース

ASCII倶楽部

最新記事

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ピックアップ

富士通パソコンFMVの直販サイト富士通 WEB MART