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便利な「家電保険が」スタート、保証書紛失も怖くない!

2017年10月05日 06時00分更新

文● 吉田由紀子(ダイヤモンド・オンライン

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従来の保険では対象外だった破損や汚損、水濡れにも対応する「Warrantee Now」。24時間単位で加入できるため、カメラを使うときだけ、といった加入の仕方もできるサービスだ

 みなさんは、スマホを壊してしまったことはあるだろうか。うっかり落として画面が割れた。水に濡らしてしまった。そんな経験をした人は少なくないはず。

 スマホに限らず、家電製品のメーカー保証は、たいてい1年で期限が切れる。しかも適用されるのは自然故障のみ。破損や水没は保証の対象外とされている。家電量販店が独自に設けている「延長保証」もあるが、こちらも破損や水没は保証の対象外である。

 となると修理をするしかないのだが、これがかなり高額である。iPhone8の場合、アップルに修理を依頼すると、画面割れで1万7800円、その他の損傷は3万8800円になる。ネットで調べてみると、格安で修理を請け負う業者も多いが、正規の店ではないのでトラブルが少なくない。用心が必要だ。

 私たちの生活には、パソコンやスマホ、カメラ、プリンターなどデジタル家電が増え続けている。当然ながらその分、保証にかかる出費も増え続けている。

 そんな厄介な問題を解決しようというサービスが、10月に登場する。「Warrantee Now(ワランティナウ)」という家電専門の損害保険。日本初のInsurtech(インシュラテック)サービスである。インシュラテックとは、インシュアランス(保険)とテクノロジーを合わせた言葉だ。

 Warrantee Nowの特徴はいくつかある。まずはオンラインで保険に加入することができ、待機期間がない点だ。加入時にスマホで撮影した対象製品の写真を送り、壊れていないかなどのチェックを受ければ、すぐに保険に加入できる。故障時の請求もすべてオンライン上で行えるので、これまでのように、紙の保証書を探す必要はない。

24時間単位で加入できる!
幅広い保証対象も魅力

 パソコン、スマホ、カメラ、プリンター、レコーダーなどのデジタル家電は、24時間39円から50円程度。テレビ、エアコン、電子レンジ、冷蔵庫、洗濯機などの生活家電は24時間19円から加入できる。

「24時間単位で加入できるのが大きな特徴です。例えば、趣味で写真を撮る方は、デジタル一眼レフカメラを休日だけ使っているというケースも多いと思います。アプリですぐに保険に入れますので、使う日だけ加入すれば、かなりの節約になると思います。また機器を友人や知人に貸し出す場合も、その期間だけ入ることができます」(株式会社Warrantee 代表取締役・庄野裕介さん、以下同)

 民泊を営む事業者からの相談も増えているという。外国人の宿泊客が多いので、部屋に設置しているテレビやエアコン、冷蔵庫、電子レンジなどの使い方に不慣れで、うっかり誤操作してしまい、故障につながるケースがある。そのため、宿泊時だけ保険に入れないかという相談だ。

 家電量販店が行っている3年や5年といった独自の延長補償は、法律によって機器を購入したタイミングでしか加入できない制度になっている。しかし、Warrantee Nowではいつでも加入することが可能。たとえ数年前に購入した製品でも大丈夫だ。

 その上、これまでの保険では対象外とされていた画面割れのような破損や汚損、水濡れもカバーしてくれる。保証期間は、対象機器の発売後10年間という、従来の保険にはなかった長期間となっている。

保証書を紛失した人に
ありがたいサービス

 保険を引き受けるのは、東京海上日動火災、三菱住友海上火災、あいおいニッセイ同和損害の大手保険3社である。

「海外にはWarrantee Nowと同じようなサービスがありますが、いずれも保険金が直接ユーザーに支払われる仕組みになっています。そのため、わざと壊して不正請求をするケースも多発しているんです。Warrantee Nowでは、弊社が窓口となって修理を依頼し、修理費用を保険から支払うシステムになっていますので、不正な請求はできないようになっています。保険としての信頼性も高めております」

 Warrantee社では、これまで家電製品の保証書や取り扱い説明書をオンラインで一元管理するサービスを行っていた。保証書の管理が煩雑になり、紛失してしまうユーザー向けに立ち上げたサービスだが、こちらはすでに10万人のユーザーが登録をしている。

「この事業の中で、保証書を紛失してしまい、故障時に高額の修理代を払わざるを得なかったというユーザーさんが多かったんです。アンケートをとってみたら21%もの方が困っていた。これを放置しておくと、保証制度というもの自体が敬遠されてしまう。そう考えて、もっと気軽に入れる保険を作りたいと思ったのです」

 現在は、自然故障、破損、汚損、水濡れへの対応のみだが、近い内に紛失や盗難の場合も保険が適用されるようにしたいと考えている。

 家電製品が増え続ける時代。これを機に一度、保証を見直してみてはいかがだろうか。

(吉田由紀子/5時から作家塾(R))


※本記事はダイヤモンド・オンラインからの転載です。転載元はこちら

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