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カメラだけではなく「プリインアプリの量」も改善

技適マーク付きもアリ! 日本上陸が期待されるZenFone 4シリーズ実機レビュー

2017年08月18日 17時00分更新

文● 中山智 編集●ゆうこば

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今回「We Love Photo」が発表会のキャッチコピー

 ASUSは8月17日、台北にて開催した発表会で、スマートフォンの最新モデル「ZenFone 4」「ZenFone 4 Pro」「ZenFone 4 Selfie」「ZenFone 4 Selfie Pro」「ZenFone 4 Max Pro」の5機種を発表した。発表会のタイトル「We Love Photo」のとおり、5機種とも写真撮影に注力したモデルとなっている。

カメラ・指紋センサー・ZenUIが進化した新ZenFone 4シリーズ

 5機種に共通した基本的な特徴として、「カメラは合計3つ」「指紋認証センサーは前面のディスプレー下部」「UIはZenUI 4.0搭載」があげられる。

 カメラに関しては、ZenFone 4 Selfie/Selfie Proの2機種は正面カメラがデュアル仕様で、そのほかの機種は背面カメラがデュアルとなっている。

 また、ZenFone 4 Proのみ「標準レンズ+望遠レンズ」の組み合わせで、そのほかは「標準レンズ+広角レンズ(120度)」の組み合わせとなる。

 カメラアプリもあわせて進化しており、露出やホワイトバランスなど細かく調整できるプロモードを搭載。RAWでの撮影にも対応した。

プロモードのインターフェース。デジカメのように設定できる

従来モデルと同じく、ビューティー用のアプリも別途搭載

 ZenFoneシリーズは本体背面に指紋認証センサーを配置するモデルが多かったが、最近のトレンドを追ってか、本体前面のディスプレー下部に移動し、ホームボタンも兼ねている。

 ただし、ほかのメーカーと違い、「戻る」と「タスク」のキーも正面下部のベゼルに用意されている。

 指紋認証センサーが写真撮影時のシャッターとして使えるのは従来のモデルと同様だが、背面から前面に移動したため、セルフィーでの撮影で使用するにはセンサーの位置的にやや押しにくい印象だ。

指紋認証センサーは前モデルと同じく正面に配置

 ZenUI 4.0は「シンプルさ」をキーワードに開発。プリインストールされているアプリも半分以下になっており、ユーザーが迷わずに使えるようになっている。

 専用アプリのギャラリーは撮影した人物写真を自動で顔認識してグルーピングしてくれる機能が追加されている。また、FacebookやTwitter、LINEなどのSNS系アプリで「Twin Apps」が利用可能。1台で2つのアカウントを同時に利用できる。

プリインストールされているアプリはかなりすくなく、ドロワーはスッキリ

フラグシップモデルとなる「ZenFone 4」は標準的な存在

 フラグシップモデルとなるZenFone 4は、前モデルの「ZenFone 3」と同じく、本体背面にガラスを用いたデザイン。表裏両面ともエッジ部分を丸めた2.5D加工になっているため、手になじんで持ちやすい。

 指紋認証センサーが本体前面に移動しており、カメラレンズ回りもツライチのフラットなので、かなりスッキリとした印象で高級感がある。

 さらに、本体サイドのフレーム部分はサンドブラスト加工されたメタル素材を採用しているので、滑りにくくグリップしやすい。

フラグシップモデルのZenFone 4

背面は指紋認証センサーがなくなりフラットに

 ディスプレーサイズは5.5型(1080×1920ドット)で、CPUはSnapdragon 660または630を搭載。メモリーは6GBもしくは4GBで、内蔵ストレージは64GB。充電などに使用するUSB端子はType-Cを採用し、本体下部に配置されている。

カメラは標準と広角の組み合わせ

正面カメラはひとつ

 カメラ機能は本体背面に2つと本体前面にひとつ。背面カメラは標準と広角の組み合わせで、標準側はレンズの明るさはF1.8。ソニー製のセンサーを採用し解像度は1200万画素。デュアルピクセル仕様で、フォーカス速度の速さが期待できる。

戻るとタスクは使用時に光る仕様

本体右側面に電源ボタンと音量ボタンがある。これは全機種共通。

 広角側は120度の画角になっており、レンズの明るさはF2.2で解像度は800万画素。センサーはOmnivision製を採用し、ピクセルサイズは1.0μm。

 カメラアプリにはワンタッチで標準と広角が切り替えられるボタンが用意されており、撮影時に画角が足りなくて被写体を収められないというときに便利だ。

USBはType-Cでイヤホンジャックも底面にある

カラーは3色をラインアップ

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