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ケーブルを1箇所でまとめられる機能的なインターフェースのレイアウトも魅力

PS4やBlu-rayレコーダーもつなげられる! 27型ディスプレーとして使える一体型PC

2017年08月05日 09時00分更新

文● 山口優 編集●八尋/ASCII

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「New Inspiron 27 7000」

 画面周辺の枠がほとんどないフレームレスディスプレーを採用した、デルの一体型デスクトップPC「New Inspiron 27 7000」。前回は外観や基本的な特徴を中心に紹介したが、今回は実際の使い勝手について紹介していこう。

機能的なインターフェースのレイアウト

本体背面のインターフェース

 New Inspiron 27 7000を設置してみて、まず印象に残ったのがインターフェースの機能的なレイアウトだ。HDMI入力・出力、有線LAN端子、オーディオライン出力、USB端子など、多くの端子がスクリーン背面の中央部分に配置されている。これらの端子は、前面からアクセスしづらい場所にあるため、頻繁なコードの脱着には不向きだが、その代わりスタンドにあるケーブルホールにコードを通して整理しておける。乱雑になりがちなケーブルを1箇所でまとめ、スタンドの背後に隠せるので、見た目が非常にスッキリして気持ちがいい。

周辺機器をつないだところ。機器のコードはスタンドのケーブルホールに通して整理できる

 New Inspiron 27 7000の本体左側面には、脱着する頻度の多いデバイス用にUSB 3.1端子とヘッドフォン/マイク端子、3-in-1 SDカードスロットが用意されている。SDカードは、装着時に少しはみ出すようになっており、前面からでも視認できる。取り外す際は、いちいち本体左側面を覗き込んでスロットの位置を確認する必要がない。

本体左側面のインターフェース
SDカードを装着したところ

 USBケーブルやヘッドフォンケーブルなども、慣れればある程度手探りで脱着できる。スマートフォンやデジタルカメラなど、一時的にパソコンにケーブルでつないで利用するデバイスは多いので、これらの端子の存在は非常にありがたい。

内蔵カメラはディスプレーの下側に配置されている

 内蔵カメラはディスプレーの下側に配置されている。ビデオ通話などに使用する際ローアングルになるため、相手を見下ろす形になるのが心配だったが、実際に使ってみると思ったほど不自然な映像ではなかった。ディスプレーの下とはいっても底面からは10cmほど高さがあるからだろう。Windows Helloの顔認証に使う場合も、わざわざ顔の向きや位置をカメラに合わせなくても問題なく認識してくれた。

 ちなみに、背面カバーを固定している2本のネジを緩めてカバーを上面にスライドさせれば、簡単に本体内部にアクセスできる。自己責任になるが、HDDなどのストレージやメモリーの換装も可能。一体型デスクトップとしては、メンテナンス性が高いのも魅力的だ。

背面カバーの内部フレームのネジ。これを外してカバーを上面に向かってスライドさせると本体内部にアクセスできる

単体ディスプレーとしても使用可能

フルHD(1920×1080ドット)の27型IPSディスプレーを搭載する

 New Inspiron 27 7000は、27型のIPS液晶ディスプレーを搭載している。「プレミアム」モデルの場合、解像度はフルHD(1920×1080ドット)だが、上位モデルの「プラチナ」および「スプレマシー・4K/VR」の場合は4K(3940×2160ドット)となっている。いずれもアンチグレア(非光沢)パネルで、映り込みが少ないのが特徴だ。

 IPS方式のディスプレーなので、水平、垂直ともに視野角は広く、斜め横や上から見ても色の変化は少ない。これだけ大きなディスプレーだと、複数人で一緒に画面を見る機会も多くなると思うが、中心から外れた場所でも表示内容は見やすかった。フレームレスデザインのため画面に集中しやすいのもポイントだ。

 今回試したプレミアムモデルのディスプレーは、発色がナチュラルで色再現性や階調表現力も良好だった。特別色域が広いというわけではないが、彩度の高い赤や青なども色飽和が目立たず、個人レベルで写真や動画を閲覧するのに不足はない表示性能だ。

 ちなみにNew Inspiron 27 7000にはHDMI入力端子が搭載されており、ほかのパソコンやゲーム機、AV機器を繋いで単体ディスプレーとしての使用もできる。使用方法はHDMIケーブルを本機のHDMI入力端子につなぎ、本体底面の入力ソース選択ボタンを押すだけでOKだ。

本体底面の入力ソース選択ボタン(左)と電源ボタン(右)
入力ソース選択ボタンを押すたびに、HDMIとPCに入力ソースが切り替わる

 実際にPlayStation 4などをつないでみたが、特別な操作をせずともすんなり表示できた。画面の色味や明るさなども、デフォルトの状態で適切に表示されていた。

 ただし、いくつか注意点もある。たとえば、New Inspiron 27 7000が起動した状態(少なくともWindowsのロック画面が表示されている状態)でないと入力ソース選択ボタンを押してもHDMI接続した機器の画面は表示されない。また、単体ディスプレーには通常装備されているOSDボタンがNew Inspiron 27 7000では省かれているため、画面のコントラストや明るさなどの細かい調整ができない。New Inspiron 27 7000に内蔵されているスピーカーやカメラなどの機能は、HDMI接続したゲーム機やパソコンでは使用できない、などだ。

 このように多少制約はあるものの、便利な機能なのは間違いない。家庭用ゲーム機やBlu-rayレコーダーなどを所持していて、ディスプレーをパソコン用と兼用したい人には、とくにありがたい機能だといえそうだ。

 今回はNew Inspiron 27 7000の使い勝手について紹介してきたが、次回は気になるパフォーマンスをチェックする。AMD Ryzen 5 1400やRadeon RX560を搭載したNew Inspiron 27 7000の性能がどのくらいか、ベンチマーク結果を交えて紹介していくのでこうご期待。

試用機の主なスペック
製品名 New Inspiron 27 7000(プレミアム)
CPU AMD Ryzen 5 1400 プロセッサー(4C/8T、10MB キャッシュ、3.4 GHz Precision ブースト)
グラフィックス AMD Radeon RX 560
メモリー 8GB
ストレージ 1TB HDD
光学ドライブ
ディスプレー 27型ワイド(1920×1080ドット)
インターフェース USB 3.1(Type-C)端子、USB 3.1端子×4、USB 2.0端子×2、HDMI入力端子、HDMI出力端子、有線LAN(10/100/1000イーサネット)端子、ヘッドフォン/マイク端子、オーディオライン出力端子、SDカードスロットなど
サイズ/質量 およそ幅613.8×奥行53×高さ454.1mm/約10.1kg
OS Windows 10 Home 64bit

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