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“ドン勝”こと「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」が快適にプレイできる

こだわりコンパクトゲームPC「G-Master Arcus H270-ITX」の実力に迫る

2017年06月27日 17時00分更新

文● 宮里圭介 編集● ジサトラカクッチ

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 “ドン勝”という言葉を聞いたことあるだろうか。実はこれ、「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」(以降、PUBG)というゲームの愛称なのだが、当然の結果として、頭の中に「?」マークが多数出ていることだろう。かくいう私もその一人で、ゲームの愛称だと説明された後でもサッパリ納得がいかない状態だったのだが、この画面を見せてもらうとその疑問も氷解した。

最後の1人まで勝ち残ると、画面にデカデカと“ドン勝”の文字が!これでようやく“ドン勝”と呼ばれる理由が分かった。

 そう、ゲームに勝利すると表示されるメッセージに“ドン勝”という文字が出ることから、こう呼ばれているわけだ。ところで“ドン勝”とはなんだろうか。諸説あるようなので正確なところはわからないが、どうやら勝負事のゲン担ぎなどで食べられる「トンカツ」をもじり、ジョークとして誤訳のような「ドン勝」にしたという説が有力なようだ。気になる人は検索して調べてみてほしい。

 いきなり脱線した話題から始めてしまったが、このPUBGは100人ほどの参加者の中で最後まで生き残れば勝ちという、単純明快なバトルロイヤルゲームだ。素手で殴るもよし、隠れてスナイプするもよし、果敢に接近して銃で撃つもよし、車で轢くもよしという、なんでもあり感が非常におもしろい。武器や防具は家の中、車は道路脇などに止まっているので、これらを回収しながら相手を探し、状況に合わせて倒していく……というのが遊び方となる。

ゲーム開始直後は参加者待ちとなるため、イロイロな人がうごめいている。アイテムを取る前ということもあって多くの人が下着姿という、なかなかシュールな世界だ。
手段はともかく、生き残ったものが勝ちだ。ノロノロと道を歩いている姿を見かけたら、車でドンとぶつけてやろう。

 さてこのPUBG、ゲームの明快さとは裏腹に、高画質設定にすると意外と動作が重たい。Steamの説明にある「システム要件」を見る限り、CPUはCore i3、グラフィクはGeForce GTX 660などと書かれており、ミドルクラスよりもやや下のスペックでも遊べそうな印象がある。

Steamにかかれているスペックはやや低め。ミドルクラスよりもやや下のスペックとなっていることからもわかる通り、あくまで最小スペックのようだ。

 しかしこれは最低限動作するという環境だ。もちろん画質を落とせばプレイできるというのはどのゲームでも共通だが、イマドキであれば、細部まで確認できるよう解像度はフルHDにしたいし、臨場感を高めるためにも画質は可能な限り高くしておきたい。

 そこで、グラフィック設定でクオリティーを“ウルトラ”にし、“モーションブラー”をオンにした高負荷状態でどこまで遊べるのかを試してみた。

高画質時の動作を見るため、クオリティー設定は“ウルトラ”に。解像度はもちろんフルHDだ。

 プレイを試したのは、サイコムのゲーミングPCとなる「G-Master Arcus H270-ITX」をベースにカスタマイズしたPC。CPUに「Core i7-7700K」、グラボに「GeForce GTX 1070」を選択している。また、ケースは標準のブラックではなく、ホワイトにしてある。

試用機の主なスペック
機種名 G-Master Arcus H270-ITX
CPU Intel Core i7-7700K(4.2GHz)
グラフィックス GeForce GTX 1070(外部出力はDVI端子、HDMI端子、DisplayPort)
チップセット H270チップセット
メモリー 16GB
ストレージ 480GB SSD
PCケース Fractal Design DEFINE Nano S White
内蔵ドライブ なし
I/Oポート USB 3.0端子、USB 2.0端子、ヘッドフォン端子ほか
電源ユニット Antec NeoECO NE550C(550W 80PLUS Bronze認証)
OS Windows 10 Home
直販価格 20万5630円(税込、キャンペーン中につき送料無料、6/27現在)

 Mini-ITXをベースにしたPCだけに非常にコンパクト。ゲーミングPCでは珍しい、本体色がホワイトということもあって机の上に置いても圧迫感が少なく、設置場所を選ばないのが魅力だ。また、グラボのクーラーは標準のままの空冷だが、CPUのクーラーが水冷となっているのが特徴だ。水冷クーラーといえば大型ケースを使うというイメージがあるだけに、こちらの冷却性能も気になる。

クオリティー“ウルトラ”でも、PUBGを問題なくプレイ可能!

 さて、実際にプレイしたときの性能目安として、Frapsを使ってフレームレートをチェックしてみよう。フィールドに降り立った直後から約10分間放浪したときのフレームレートは、平均76.495、最低20、最大104という結果になった。平均で60fpsを大きく超えていることもあって、プレイ中に重たいと感じることはなかったが、気になる点といえば、最低20という妙に遅いフレームレートが記録されていたことだ。

 プレイ中気づかなかっただけに不思議に思っていたが、どうやらFrapsのベンチ開始直後に遅くなる傾向があるようだ。何度か試してみたところ、20~23くらいの値が必ず最初に記録されていた。このあたりはオンラインゲームゆえ、サーバーラグの要素もあるかもしれない。この最初の値を省いた中での最小値は41だった。

 プレイ中はフィールド内を車でかっ飛ばし回っていたため、そこそこの負荷をかけられていたとは思うが、実際のフレームレートはシーンによって大きく上下する。試した限り、Core i7-7700KとGeForce GTX 1070の組み合わせであれば、ほとんどのシーンでクオリティーを“ウルトラ”に設定しても十分プレイできるだけの実力があると考えていいだろう。

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