幅10cmのPC、マウスのLUV MACHINES Slimをじっくりチェック!

文●高橋量

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 マウスコンピューターの「LUV MACHINES Slimicon」は、幅10cmのスリムなPCケースを採用したデスクトップだ。非常にコンパクトでありながら拡張性も十分。さらにCPUは第7世代のCore i7-7700Kにも対応している。高い性能と優れた拡張性で、ビジネスを始めとするさまさまなシーンで活用できるモデルだ。

マウスコンピューターのスリムデスクトップ「LUV MACHINES Slim」シリーズ

幅10cmの極薄ボディーでも拡張性は十分

 高性能なデスクトップはサクサクと快適に作業できる反面、きょう体が大きく設置スペースに困ることがある。コンパクトタイプのデスクトップは液晶ディスプレーの背面に取り付けられるほど小さくて軽いが、性能的にはいまひとつ。だがスリムタイプのデスクトップであれば、そんな両方の問題をすべて解決できる。性能と省スペース性のバランスに優れたモデルなのだ。

 「LUV MACHINES Slimicon」は幅100mmで、デスクトップとしては非常にスリム。実際に幅を計測してみたところ99mmで、先細りしているフロント部分は94mmだった。タワー型で200mm前後、ミニタワー型で180〜190mmであることを考えれば、「LUV MACHINES Slimicon」はその半分程度でしかない。

最厚部となる背面は実測で99mmだった

 インターフェースについては、十分な種類と数が用意されている。フロント部分はmicroSD/SDメモリーカードスロット、USB2.0×2、ヘッドホン/マイク端子の構成。あえて欲を言うならば、フロント部分のUSB端子はUSB2.0ではなくUSB3.0のほうがよかった。USBメモリーを抜き差しするなら、高速なUSB3.0のほうが有利だからだ。もっとも、会社のシステム的にUSBメモリーを利用できないのであればまったく問題はない。

フロントパネルにはmicroSD/SDメモリーカードスロット、USB2.0×2、ヘッドホン/マイク端子

光学ドライブにはDVDスーパーマルチドライブを標準搭載。オプションでBlu-rayディスクドライブに変更できる

 背面部のI/Oパネルには、PS/2端子×2、アナログRGB(VGA)端子、DVI-D端子×1、DisplayPort×1、USB3.0×2、USB2.0×2、1000BASE-T対応有線LAN端子、オーディオ端子類が用意されている。映像出力には3系統用意されている。

訂正とお詫び:同時に出力できる画面数は最大2画面となります。(2017年4月18日)

背面にはPS/2端子×2、アナログRGB(VGA)端子、DVI-D端子×1、DisplayPort×1、USB3.0×2、USB2.0×2、1000BASE-T対応有線LAN端子、オーディオ端子類。

 側面のカバーを取り外すことで、内部にアクセスできる。なかのレイアウトは比較的シンプルな構成だ。メモリースロットは2ポートで最大容量は32GB。本格的な映像制作に使うのでない限り、充分なスペックだろう。3.5インチドライブベイは2つで、試用機ではSSDとHDDが取り付けられていた。ちなみにマザーボードはM.2スロットに対応していない。

「LUV MACHINES Slim」の内部レイアウト

 拡張スロットとしてPCI Express x16が用意されている点にも注目したい。利用できるのはLowprofileのコンパクトなボードのみだが、自分でグラフィックボードを追加するのもいいだろう。その際はボードの消費電力にも注意したい。ちなみに「LUV MACHINES Slimicon」で使われているのは、80PLUS BRONZEの300W電源ユニットだ。

 エアフローは、前面吸気からの側面排気の流れ。側面のエアインテークの直下にはCPUクーラーが配置されているため、吸気よりも排気の役割のほうが強いと思われる。背面にもいちおうエアインテークが用意されているのだが、効果の程は不明だ。

外付けGPUなしの高コスパモデル!

 「LUV MACHINES Slimicon」はタワー型ほどではないにしても、実用的に使う上で十分な拡張性を備えている。CPUにはCore i7-7700Kも選べるので、性能的にもまったく問題ない。企業でのビジネス利用やSOHOで利用はもちろん、高いグラフィックス性能を必要としないのであれば個人向けにもおすすめだ。

マウスコンピューター/G-Tune