電力自由化サービスの会社紹介22社目は、ニフティの電気プラン「@niftyでんき」。ニフティといえばパソコン通信からインターネットへと、日本のコンピュータネットワークにおいては老舗となるISP。最近ではパブリッククラウドコンピューティングサービス「ニフティクラウド」も好評だ。
そのニフティが電力自由化サービスに今月新規参入する。これまでケーブルTVや携帯電話のISPサービスとの組み合わせはあったが、ネット接続を本業としている企業が参入するのは初めてである。それでは、ニフティの電力サービスを紹介しよう。
幅広い供給エリア
「@niftyでんき」は、北海道電力、北陸電力、四国電力エリア、沖縄を除く日本全国で、広い地域で契約することができる。供給される電気は、イーレックス・スパーク・マーケティングから提供を受けている。
電気代とセットでプロバイダー料金が安くなる
「@niftyでんき」の電気料金を東京電力の電気料金と比較した場合、基本料金は同額(10Aあたり280.80円)だが、従量料金が安く設定されている。120kWhまでは変わらないが、120kWh~300kWhが24.95円(東京電力26.00円)、300kWh以上が25.92円(東京電力は30.02円)となっており、多く使えば使うほど格安になる。
さらに「@niftyでんき」には、電気とネット接続などをセットにした「まるっと割」が設定されている。
「まるっと割」では@niftyの接続サービスを利用していて「@niftyでんき」と契約した場合、プロバイダー料金から月々200円、年間2400円の割引となる。また、格安SIMのNifMoを利用している場合、プロバイダー料金と同じく、月々200円、年間2400円の割引が得られる。ネットとスマホ両方であれば年間4800円の割引だ。
「@niftyでんき」についての概要は動画でも用意されており、電気供給についてや契約の切り替えについてわかりやすく解説されている。
「@niftyでんき」の契約は8月30日から受付開始予定となっており、現在は事前登録を受け付けている。プロバイダーとして@niftyを利用している人は価格の比較などをしてみて検討するといいだろう。
次回は、みやまスマートエネルギーの電気サービス「みやまんでんき」について解説する。