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ヤマダ電機「ヤマダのでんき」

ヤマダ電機ポイントが貯まる電力自由化サービス「ヤマダのでんき」

2016年07月01日 09時00分更新

文● MOVIEW 清水、編集●オオタ/ASCII.jp

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 電力自由化の新規参入会社紹介の16社目は、ヤマダ電機の電気プラン「ヤマダのでんき」。国内外合わせて1万店以上のグループ店舗を持つ家電量販店として知られるヤマダ電機。その電力自由化サービスはもちろんポイント還元がメインとなっている。

 それでは、ヤマダ電機の電力サービスを紹介しよう。

ヤマダ電機の電力自由化についてのWebサイト。診断シミュレーションもある

提供される電気は業務提携しているHTBエナジーから供給される

 「ヤマダのでんき」で供給される電気は、業務提携しているHTBエナジーから調達し、各家庭に送られる。HTBエナジーは、H.I.S.グループの電力自由化サービスでも紹介した、ハウステンボスから生まれた発電事業企業。九州の地熱発電や、太陽光・風力などの再生可能エネルギーを用いた電源構成を目指している。

HTBエナジーの「たのしいでんき」紹介サイト。環境にやさしいエネルギーを積極的に導入している

 HTBエナジーからの電力供給では北陸・四国・沖縄エリアへのサービスが行なわれていないが、「ヤマダのでんき」では沖縄を除く46都道府県で契約することができる。調達先が提供していないエリアへも電気が供給されるというのが少々不思議だが、HTBエナジーからの電気を使いたい北陸・四国エリアの人には、「ヤマダのでんき」が現状、唯一の選択肢となる。

 もちろん、HTBエナジーからの電力供給といっても、契約するのは「ヤマダのでんき」となるため、料金設定は「ヤマダのでんき」の電気料金となり、HTBエナジーの付加サービスなども受けることはできない。

「ヤマダのでんき」のサービス提供エリア

料金はこれまで通り。電気代に応じてポイント還元

 「ヤマダのでんき」の料金は、各地域の電力事業者と変わらない。つまり、東京電力管轄であれば東京電力に支払っていた金額、関西電力管轄であれば関西電力に支払っていた金額と同じとなり、電気代がこれまでより割安になることはない。

 では「ヤマダのでんき」と契約した際のメリットはというと、電気料金に応じたポイント還元があることだ。具体的には、1ヵ月あたりの電気代が5000円未満の場合は2%、5000円から8000円未満は4%、8000円以上は6%のポイントがもらえる。1ヵ月6000円の電気代なら4%の240円、1万円の電気代であれば6%の600円のポイントがもらえる。

 ただし「ヤマダのでんき」でもらえるポイントは期間限定ポイントのため、有効期間を過ぎると失効となるので注意が必要だ。

 また、「ヤマダのでんき」では7月31日までに契約した先着5万名に500ポイントを進呈するキャンペーンを実施中だ。

先着5万名に500ポイントをもれなく進呈するキャンペーン中

 月々の電気代の支払いが安くなることはないが、そのまま同じ料金を支払っているうちにヤマダ電機で使えるポイントが貯まる「ヤマダのでんき」。ヤマダ電機でよく買物をするという人は検討してみてもいいだろう。

 次回は、みんな電力の電気サービス「顔の見える発電所」について解説する。

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