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職人の経験値が品質を左右するって知ってた?

精密すぎる! 安曇野の匠の技「VAIOのレーザー刻印技術」を見てきた!

文●ナックル末吉 編集●飯島恵里子/ASCII.jp

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あらゆる素材にレーザー刻印を施すためにトライ&エラーを繰り返す匠

 草間氏は製品に使われる金属や樹脂だけではなく、木材やアクリルなどにもレーザー刻印を試みている。話によると、透明な袋に入ったままの「あんパン」にレーザーを照射して、袋は痛めずあんパンだけを焦がすことにも成功したとか。そんな草間氏の「作品」の数々をご紹介しよう。

まずはVAIOのノベルティーである名刺入れ。VAIO Zがモチーフとなっており、開くとキーボードやモニターが刻印されている。精密過ぎる!

コチラはメッセージカード。レーザーで図柄をくり抜いている。つまり、草間氏の手にかかれば紙にもレーザー刻印の技術を使うことが可能

アクリルのパネルにも刻印。安曇野の稜線をモチーフにした部分はくり抜いて別の素材をハメ込んでいる

キャラクターの刻印は素材の色によって塗りか線画かを使い分けている。(左の白色が塗り、右のピンク色が線画)

余った部材の裏に何度も刻印を試行した跡が見られる。それぞれデータを微調整して試行錯誤しているとのこと

今回、初めて木材へのレーザー刻印を試みたとのことで、工程をみせて頂いた

先ほどのミッキー&ミニ―とは別の機械を使用。木材をセットする草間氏

レーザーにより木材が焦げて煙が出ている様子がモニターに映し出される

刻印が完了した製品がこちら。VAIO設立2周年を記念したヒノキ製のコースターだ

 今回の取材を通して筆者が感じたことは、草間氏のようなアーティスティックな技術者を擁するVAIOは、他メーカーにはないオリジナリティあふれる製品を作り出せる環境にあるということだ。また、パソコンだけではなくレーザー刻印が活きる製品であれば、どんどんチャレンジしていきたいと草間氏が語るように、VAIOらしい製品作りに、今後も期待を抱かざるを得ない。

余談ではあるが、今回の取材を記念して筆者のアイコンを刻印してもらった。後生大事にします。ありがとうございました!


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