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水素燃料よりも安定して保管や流通、供給が可能

日産自動車、バイオエタノールを用いた燃料電池技術を発表

2016年06月14日 17時31分更新

文● 行正和義 編集/ASCII.jp

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e-Bio Fuel-Cell

 日産自動車は6月14日、バイオエタノールで発電して車両を走行させる新燃料電池技術「e-Bio Fuel-Cell」を発表した。

 固体酸化物燃料電池(SOFC)を発電装置として利用するもので、燃料はバイオエタノール(100%エタノールまたはエタノール混合水)を改質器を通して水素燃料電池を駆動するもの。高い発電能力を持ち、ガソリン車なみの航続距離が可能という。

 水素ガスを用いた燃料電車はトヨタなどが研究開発を進めているが、扱いやすいエタノールやエタノール混合水を燃料として用いることで、燃料の保管や流通、給油のための特別な機器や施設が不要となる。また、すでにバイオエタノールの供給インフラが整っているブラジルなどの国においては導入しやすいという。

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