動画を撮影したいけれども、カメラを持って映しにくい状況って、結構あるわけです。カメラを相手に向けると自然な雰囲気が撮れないとか。作業しているとそもそも物理的にカメラが持てないとか。
数多くのガジェットが並ぶアスキーストアの中で、「レンズ穴がない撮影機能付きメガネ」が週間売り上げの1位になったほど人気なのは、それらの悩みを解決しているからなのかもしれません。
どこにメリットがあるのか。まず、フレームについているレンズが見えない。カメラを構えると緊張してしまう、というのは撮影対象が人でも動物でもあるあるですが、このメガネはそんな状況を回避してくれます。
それでいて、動画は1920×1080ドット、写真なら4032×3024ドットと、意外に高画質です。左のツルの電源ボタンを長押しで電源を入れて、電源ボタンを長押しで動画を撮影、短く押して写真を撮影……と操作もカンタンです。
レジャーにも防犯にも使い方はあなた次第というアイテムです。アスキーの編集部員たちに、具体的にどう使いたいか聞いてみました。
自作パソコンを愛するジサトラショータなら。「パソコンの組み立て作業を動画として残したいときに、意外と使えそう。あるいは、記事に使いたい部分を写真で撮ったりとか。目線と同じ位置で撮影できるので、組み立てのtips記事などにも役立ちそうです」
パソコンをレビューする若手、サンキュー鈴木なら。「パソコンのレビュー記事の写真を撮るのに使えそうですが、ふと思いついてこのメガネをかけて料理を作ってみたんです。そうしたらよい感じの料理動画になりました。YouTuberをめざす人が使ってみると面白いかも」
締め切りをきびしくチェックする進行管理役、ニシマキなら。「仕事中にサボっていないかどうか、証拠を残す用途にぴったりです」
撮影した動画/写真を見るには、本体の電源がオフの状態でUSBポートからパソコンに接続すればリムーバブルディスク扱いとして認識します。動画フォーマットはAVI(およそ30fps)、音声も同時に収録されます。
充電はUSBポート経由で、2〜3時間で完了します。連続動作時間は、動画を撮影して40分程度となっています。サイズはおよそ幅14.5×奥行き15.0×高さ3.3cm、重量はおよそ45g、もちろん、プライバシーの侵害・迷惑防止条例などに抵触する行為には使用してはいけませんよ。
価格は2万1384円。気になった人はアスキーストアで、ぜひお買い求めくださいね。