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4万円アンダーのホームユース最新NAS選び 第3回

NASキット7モデルのパフォーマンスをチェック

2016年05月20日 10時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII.jp

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選ぶポイントはリード・ライト性能とDTCP-IPへの対応
3万円アンダー3モデル

100MiB

500MiB

1GiB

QNAP「TS-212P」

100MiB

500MiB

1GiB

ASUSTOR「AS1002T」

100MiB

500MiB

1GiB

Synology「DiskStation DS216j」

 2万円を切る手ごろな価格の「TS-212P」は、50MB/secとエントリーモデルらしい性能になっているが、「AS1002T」と「DiskStation DS216j」は優秀なシーケンシャルリード・ライトになっており、ギガビットイーサネットの実効転送速度となる100MB/sec台を記録している。

 速度は若干「DiskStation DS216j」のほうが下回っているが、プロセッサーは両モデルとも、Marvel製デュアルコア、1GHz動作のARMADA-385になるため、OSの違いによるパフォーマンス差かと思われる。

 なお、OSはASUSTORが「ADM 2.6」、Synologyが「DSM 6.0」の最新バージョンでテストしている。ただ、「DSM 6.0」は、根本部分から見直され、今年3月にリリースされたばかりのバージョンなので、熟成が進むうちに同パフォーマンスになる可能性はある。

 3万円アンダーのNASキットは、いずれもハードウェアトランスコードは非対応なので、選ぶポイントは基本のリード・ライト性能とDTCP-IPへの対応になってくる。

 コスト重視でDTCP-IPも不要なら、1万7000円前後となっているQNAP「TS-212P」だが、プラス6000円で100MB/sec台のリード・ライト性能を発揮でき、DTCP-IPに対応するASUSTOR「AS1002T」は、かなりオススメできる製品になっている。

 ちなみに、「0S03667」をPC上で計測した際より、ランダムアクセスが向上しているのは、RAID1の仕様。ただ、写真や動画などの比較的大きなファイルを扱うことが多いNASでは、ランダムアクセスはあまり重要ではなかったりする。

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