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アスキー・ジャンク部リターンズ第105回

深海の珍味が都内で食べられる

【閲覧注意】オオグソクムシと幻のカニを食べる 高田馬場「米とサーカス」

2016年04月14日 19時14分更新

文● コジマ

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おい、オレ食わねえか

オオグソクムシ、都内で食えるってよ

 「オオグソクムシ、食べませんか?」

 編集部の隅で深海生物のようにひっそりと仕事をしている筆者のところに、突然の連絡が舞い込んだ。

 オオグソクムシといえば、近年テレビやインターネットで人気を博している深海生物。それを食べさせようというのが、東京は高田馬場にある「米とサーカス」。ワニやダチョウ、シカの肉が食べられるジビエで有名なお店だ。

 なお、筆者はここで「昆虫」を食べた経験がある。

 米とサーカスは4月15日から、深海生物専門漁船「焼津 長兼丸」と協力し、深海生物を料理として提供する「春の深海祭り」を期間限定で開催(5月15日まで)。水揚げしたオオグソクムシ、深海ガニ、ヌタウナギなどを使用したメニューを提供する。

「春の深海祭り」メニューの一覧

 ちなみに深海メニューを注文した先着200組限定で、オオグソクムシを使った「オオグソクムシせんべい」がプレゼントされる。今回のフェアは、この商品の発売1周年企画ということだそう。

世界初のオオグソクムシを使ったおみやげ、「オオグソクムシせんべい」

 しかし、なんでまた、オオグソクムシを食べることになったのか。深海漁師の長谷川久志さん、長谷川一孝さんが説明してくれた。

長谷川久志さん。「焼津おさかな大使」でもある

 久志さんによれば、もともと漁師の間では、オオグソクムシは網にかかった魚を食べてしまうやっかいものという扱い。メディアで人気に火がつくとは思ってもいなかったという。

 当然、久志さんはオオグソクムシを口にいれようとした経験さえなかった。ところがある日、取材陣に「オオグソクムシって食べられるんですか?」と聞かれ、冗談のつもりでこう答えたのだという。「そりゃ、カルシウムいっぱいで、こんなにうまいものはない」。

 ところがテレビ局が真に受けてしまい、地元の中華料理屋にオオグソクムシを持っていき、素揚げで調理。久志さんが驚いたときはすでに遅し、「それでは地元の漁師さんに食べてもらいましょう!」となったそうな。

 「それでおっかなびっくり食べたら、エビみたいでけっこうおいしかった」。

 さて、オオグソクムシがおいしいなら、なんとか地元・焼津の名物にできないかと考えたのが、久志さんの息子・一孝さん。しかし、困ったのは見た目だ。エビやカニのような味がするといっても、あのエイリアンのような外見は多くの人に受け入れてもらうのが難しい。

長谷川一孝さん。オオグソクムシせんべいの生みの親

 そこで、「エビせんべいがあるわけだし、せんべいにしたらいけるのでは」とオオグソクムシせんべいを開発したところ、大ヒット。発売して1年間、焼津のおみやげとして売れ続けているという。

 しかし、肝心のオオグソクムシはどんな味がするのか。こればかりは食べてみないとわかるまい。勇気を出して試食してみることにした。

注意:次ページから深海生物の料理の画像が出てきます。本当です。苦手な方は読むのをやめて、今すぐASCII.jpのトップに戻ってください。

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