21cafeに集う勉強会・コミュニティがLTを披露
さて、新生21cafeの紹介の後、21cafeのユーザー・利用希望者などからコミュニティや勉強会の紹介が行なわれた。
生まれた瞬間に技術を捉える「Web先端技術味見部」
「渋谷発、世界一速い勉強会」を謳うWeb先端技術味見部は名前の通り、Webの先端技術に触れる勉強会。2012年2月のWebRTCを皮切りに、各種のJSフレームワーク、モバイルOS、API、プロトコルなどをテーマに回を重ねてきた。2代目部長の金井さんは「新しい技術を生まれた瞬間に捉えるのが特徴。Polymer.jsとか3年前に触ってますね。流行る予兆のないものまで触っているので、全然はやらないものもあった」と説明。最近はややネタ切れ気味でPepperなどもいじり始めた。「古いと言われたら却下します」(金井さん)というポリシーに則るような、次のネタを探しているという。
Webブラウザ外のWeb技術を学ぶ「html5j-Webプラットフォーム部」
Webブラウザ外でのWeb技術の利用を考える勉強会。「さまざまなところに液体のようにWeb技術は漏れ出しているので、これを学ぶのがわれわれの活動」とマイクロソフトの物江さんは語る。これまで11回の勉強会を実施しており、CodeIQでレポートが掲載されているという。4月に予定されている12回目は関数プログラミングをテーマに据える。
デザイナーとプログラマーをつなぐ「テクニカルクリエイターズミートアップ」
「JSおじさん」などを手がけるトレタの小島さんが最近立ち上げたのがTechnical Creator.com。デザインに興味のあるプログラマー、プログラムに興味があるデザイナーについてのWebメディアで、小島さん自身が執筆していたいたり、寄稿をおねがいしているという。3月22日に21cafeでリアルイベントを開催するが、すでに満員になっているという。
初心者勉強会を再定義する「雑兵Meetup」
昨年末からスタートした雑兵Meetupは「気軽に参加できて、気軽に発表できて、適度に評価される」を掲げる初心者向けの勉強会。「初心者勉強会なのにガチ勢がほとんど」「感想ブログが炎上する」「We're Hiringと書かれているのに応募したら受からない」など既存の勉強会での「あるある」に対する課題から生まれ、「Noマサカリ&Yes質問」のルールを課している。当初は20名程度でスタートした雑兵Meetupも、先日行なわれた3回目は60名まで拡大。「60人も来たら僕は引く(笑)。そもそもこの勉強会は盛り上がっていいんだろうか。雑兵Meetupに人が入るということは、既存の勉強会がとても入りづらくなっていること」と佐々木さんは指摘し、入りづらくなっている初心者向け勉強会の運営に疑問を呈した。
Azureコミュニティ「JAZ-UG」/札幌の変態集団「CLR/H」
JAZ-UGはご存じMicrosoft Azureのコミュニティ。2014年に日本リージョンができて以降、全国で20程度の支部が立ち上がっている。LTに登壇した松井さんは「札幌支部の支部長に任命され、3ヶ月に1回札幌に行っている」とのことで、クラウドってなにという内容をかみ砕いて説明しているという。先日行なった札幌の「きたあず」、福岡の「ふくあず」、SendGridとの合同勉強会も大盛況。毎回「お菓子スポンサー」を募集しており、会場での修行も激しいという。あわせて、札幌の変態集団を謳う「CLR/H」という勉強会の運営チームにも所属しており、プロジェクションマッピングやKinect活用などさまざまなテーマを扱っている。「毎年12月に仮装した状態で仮想化について語るイベントをやっていて、面白いコミュニティとして米国から表彰されました」と松井さんはアピールした。