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サクっと解決! マイナンバーにまつわる素朴な疑問 第9回

マイナンバーを利用する際は、厳格な本人確認でなりすましなどを防ぐ

マイナンバー、外国ではなりすましが起きているけど日本は大丈夫?

2016年02月28日 09時00分更新

文● 柳谷智宣 編集●飯島恵里子/ASCII.jp

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Q:外国ではなりすましが起きているようですが、日本は大丈夫ですか?

 アメリカでは社会保障番号(SSN=Social Security Number)が採用されています。80年前に導入された古い仕組みで、なりすましによる犯罪が頻発しています。他人のSSNを使って借金をして逃げてしまうケースが多く、気がついたときには自分がブラックリストに載っているというものです。韓国でも不正に入手した他人の住民登録番号を使って、海外からオンラインゲームに登録するといった事例が報告されています。

A:アメリカや韓国では、社会保障番号や住民登録番号の利用制限がなく、本人確認も番号のみで行えるため、偽装ができたと考えられます。日本のマイナンバーはアメリカの社会保障番号をモデルにしていますが、このような事例を踏まえて利用範囲を法律で制限しています。マイナンバーを利用する際は、厳格な本人確認も義務づけ、なりすましなどを防ぐような仕組みになっています。

 さらに、万一マイナンバーが漏洩したとしても、マイナンバーだけで何かの手続きをすることはできず、即悪用されるということもありません。外国の事例のようななりすまし事件が起きる可能性は低いと考えてよいでしょう。


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