いきなりだが、ソニーもEマウントレンズ「FE 24-70mm F2.8 GM」を予約開始日にポチってしまった。
10年前に「α100」を購入し、「α700」「α900」と進み、現在は「α7」に落ちついている状態だが、フルサイズEマウントのいわゆる便利ズーム、とくに取材での使用率の高い24-70mmは「SEL2470Z」が存在しているものの、痛感している読者もいると思うが、とても微妙だ(色ノリの良さだけはいいが)。
そこにやってきたのが、FE 24-70mm F2.8 GMである。Gレンズの上位として「G MASTER」の冠があり、f2.8通しと、期待の便利ズームだ。
そんなわけで、「CP+2016」では実機展示に加えて、撮影データのお持ち帰りができたので、実機チェック前にポチってしまったけど、大丈夫かしらと確認作業をしてきた。
またソニーによると問い合わせの多いSEL85GMについても、同様にデータのお持ち帰りが可能だった。
そういえば、ソニーにαマウントが移管して10周年
一部諸兄においては「αマウント(Aマウント)の今後」が気になっていると思われる。EマウントでF2.8通しが出てきてしまった以上、もやもやしているハズ。ただ2016年は、ソニーなαマウント10周年である。
CP+2016では静かなものだったが、そこはフォトキナに期待しておくとして、新製品として展示されていた「α6300」「FE 24-70mm F2.8 GM」「FE 85mm F1.4 GM」「FE 70-200mm F2.8 GM OSS」を見ていこう。
新ブランドの「G MASTER」レンズを試す!
まずは新ブランドG MASTERのレンズから。「ソニーがAPS-C最上位のミラーレス一眼&フルサイズ用新ブランドレンズを発表!」で、お伝えしているように「FE 24-70mm F2.8 GM」「FE 85mm F1.4 GM」「FE 70-200mm F2.8 GM OSS」の3本を発表しており、すべてがソニーブースに展示されていた。
特に力を入れていたのは「FE 85mm F1.4 GM」。本数も多く、比較的じっくりとチェックできる状況だった。近年のポートレート需要に応えるといったところだろう。
以下はFE 85mm F1.4 GMのテストショットデータ。用意されていたボディーは、α7RIIで、設定はエクストラファイン、sRGB、DROオフ。おねーさんの写真については、リサイズをかけている。毛穴までバッチリ解像しており、ちょっと申し訳ないと思ってしまったからだ。2Kサイズで許してほしい。
なお、CP+2016ソニーブースで、撮影し、自宅で検討したいと思った場合は、非圧縮RAWに設定を変更してテストショットするといいだろう。