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20.4TFLOPSの共有メモリ型サーバーなど導入

長岡技科大の次期教育・研究システム、SGI新世代機で刷新

2016年01月27日 14時00分更新

文● 川島弘之/TECH.ASCII.jp

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 長岡技術科学大学が次期教育・研究統合計算機システムに、SGI製最新世代の共有メモリ型サーバーを採用した。日本SGIが1月27日、発表した。

 次期教育・研究統合計算機システムとして「SGI UV 300」を中核としたSGI製品群が導入される。情報処理センターに設置され、3月1日に稼働開始する予定。

32ソケット SGI UV 300

 同学の情報処理センターでは、1978年の教育用電子計算機システム導入以来、教育・研究用のコンピュータシステムの導入・提供およびコンピュータネットワーク基盤の管理・運用を行っている。近年、情報処理教育の多様化・高速化、さらには教育・研究用アプリケーションの多様化・大型化が進み、これらに対処するため、性能と容量を大幅に向上した最新システムの導入を決めた。

 「SGI UV 300」を中核に、教育・演習用サーバーシステムの「SGI UV 30EX」、ファイルサーバーなど各種システムに利用される「SGI Rackable サーバ」、総実効容量398TBのストレージ、総数435台の 利用者端末用PC、4K対応液晶モニターなどで構成される。

 特に研究用高速計算サーバーシステムに利用される「SGI UV 300」は、8TBメモリを搭載した最新世代の共有メモリ型サーバーで、理論演算性能値が従来システムの1.98TFLOPSから、10倍以上の20.4TFLOPSとなる。

 SGIとして第7世代となる最新インターコネクト技術「NUMAlink7」が実装され、512コアのXeon E7プロセッサを処理遅延が最も少ないAll to Allのトポロジーで接続できるため、大規模なバッチジョブや高度な並列計算に最適。オールフラッシュストレージを採用することで、高速処理の際に発生しやすいI/Oのボトルネックも解消するという。

 教育・演習用サーバーシステムには、1TBメモリと64コアのXeon E7を搭載した共有メモリ型エントリーモデル「SGI UV 30EX」が導入される。

 操作面では、バッチ処理システムへのジョブ投入や状況確認、結果取得などにおいて、SGIが独自開発したWebブラウザベースのインターフェースを採用。コマンド入力よりも操作が大幅に簡単となり、基礎教育を受けている学部から高度な研究を行っている博士課程まで、コンピュータやプログラミングの知識や技術レベルを問わず幅広く利用できるとしている。

 同学情報処理センター長の中川匡弘教授は、「21世紀に入り、環境に配慮した効率的なモノづくりが渇望され、より高度で大規模なシミュレーションが新しい技術開発において不可欠になっています。とりわけ、技術に根差した科学の創成を目指す本学では、開発現場の実環境に近い条件での高度に実践的なシミュレーション課題に適したコンピュータ環境が重要となります。今回導入するコンピュータシステムが、このようなニーズに応える計算資源として広範囲な分野で活用されることを期待しています」と述べている。

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