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リマの市内に配置されたハゲタカ・カム

ペルー、不法ゴミ投棄を監視するハゲタカチーム

2016年01月25日 19時13分更新

文● 行正和義 編集/ASCII.jp

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街中に多数いるクロコンドルが市民たちを監視している

 ペルー、リマ市では昨年12月よりハゲタカ(クロコンドル)がゴミ不法投棄を監視している。

 ペルーの都市部はゴミの不法投棄が蔓延していることへの対策。「GALLINAZO AVISA」(クロコンドルの警告)と名付けられたプロジェクトで、ペルー環境省と米国国際開発庁(USAID)からの財政支援を受けて進められたという。

GALLINAZO AVISAのウェブサイト。ハゲタカの現在位置が示されている(左は市民からのゴミ投棄の通報画像)

 ハゲタカ類がゴミを漁る習性を持つことから、GPSとGoProカメラ(HERO4 Session)を装着して市内に放ち、ゴミの不法投棄を撮影している。リアルタイム監視ではなく、訓練したハゲタカが帰巣したところで機器を回収、撮影画像をウェブサイトにアップしているようだ。

画像ギャラリー。本当に不法投棄と思われるゴミが多い

 不法投棄通報システムというよりも、市民に対する環境意識の啓発という色合いが強いプロジェクトと言える。とはいえ、市内に多数生息するハゲタカが市民の監視者となるという試みはいろいろと興味深い。

それぞれのハゲタカ(10羽程度いるようだ)にはそれぞれ名前が付けられている 

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