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山根博士の海外モバイル通信 第273回

なければつくる! 3Dプリンターで「LUMIX CM1」のブラケットを自作してみた

2015年12月25日 12時00分更新

文● 山根康宏 編集●ゆうこば

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取り付けが簡単なType-Sは質実剛健

ワンタッチで装着できる、Type-Sブラケット

 こちらのType-SはこのままCM1にはめ込むだけと簡単なでき。すぐにはずれないように爪の部分もついていますが、現在の設計ではこの部分がやや強度が弱いとのこと。3Dの図面が公開されているので、自分でこの部分の設計をいじってみるのもいいでしょう。なお、写真でわかるようにType-LもType-Sも、本体下部には三脚穴を備えています。また、ストラップホールもあるのがナイス。

シンプルな構造だけど機能は十分

 外見はType-Lのほうがよりデジカメっぽくなり美しいのですが、Type-Sのほうは質実剛健、サクットはめてCM1をホールドできる手軽さが売りなのです。2つを用意してシチュエーションに応じて使いわけるのもよいかもしれません。

特製ブランケットでCM1はさらにカメラらしく

抜群のホールド力、CM1はやっぱりカメラだった

 では、さっそく使ってみます。まずはType-L。大きいグリップでしっかりホールドできるので右手に常にCM1を持ったまま歩き回っても暗視して使えそうです。またレンズ周りが伸びたためどことなくレトロな感じのカメラっぽいルックスにもなります。Type-Lを装着したら、CM1が実はスマホだってことを忘れてしまいそう。それくらい写真撮影がしやすくなるのです。

ディスプレーの誤操作もなくなって一石二鳥

 また、グリップ部分が伸びるので、手でしっかり握ってもCM1のディスプレー部分をタッチしてしまうことはありません。CM1単体だと本体の持ち方によっては指先がディスプレーに触れてしまい、誤操作してしまうこともあるのです。持ちやすさが向上し誤操作も無くなるのですね。

Type-Sは若干コンパクトでこちらも使いやすい

 そして、こちらはType-S。グリップ形状は同等ですから持ちやすさは変わりません。こんなに便利なCM1用アクセサリ、市販するメーカーはなかなか出てこないでしょうが、今の時代3Dプリンターがあるので設計さえきちんとできればこうして簡単に自作できてしまうのです。

いまから買っても十分満足できるCM1

 CM1は発売から約1年がたち、スマホとしてはそろそろモデルチェンジがあってもおかしくない製品です。パナソニックからはCM1の量産タイプモデルが出るという話もあります。しかし、1インチセンサーを搭載したカメラ部分の性能は他社のスマホの追従を許さず、Androidで動く高性能カメラとして考えればまだ数年現役で使えるモデルと言っても過言ではありません。

 価格が高いのがネックですが、海外通販ではかなり安く売っているところも出てきています。海外品と日本品はハードは同じで技適あり。いまからCM1を買っても絶対に満足できますよ。

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