音声エージェント「Cortana」が日本語に対応
大きな新機能としては、音声エージェント「Cortana」が日本語に対応して搭載。「パーソナルアシスタント」として、それぞれのユーザーに適したアシスタント機能を提供する。Cortana自体は2012年から開発が始まり、当初は英語版でスマートフォン向けに提供されてきた。今回、PC向けで英語版以外の言語版としては日本語版が最初の登場で、それだけ「日本市場を重視している」(米Microsoft CortanaグループプログラムマネージャーのMarcus Ash氏)現れだとしている。
すでに世界中で10億以上の質問がCortanaに投げかけられ、使い続けるほどに学習して、よりパーソナルなサポートを提供できるようになるそうだ。「言われたことをやるのは普通のアシスタント。優れたアシスタントは、言わないことも先を見越してやってくれる」とAsh氏はCortanaの目指す世界を表現する。
Cortanaの日本語対応では、単に日本語化しただけでなく、「日本の文化を理解して、必要なCortanaの機能は何か」(Ash氏)ことを考えて実装されており、「日本の市民のような形」(Ash氏)を目指したそうだ。例えば丁寧に挨拶する、細やかな対応といった部分が紹介されたほか、天気予報の「雨のち晴れ」「雪」、最新の地震の発生状況といった部分も日本特有だという。
日本語版のCortanaは今回のアップデートで追加されたばかりのため、「まだ成長させていく余地がある。ぜひ使ってもらって、フィードバックを見て成長させていきたい」とAsh氏は語る。