インターネットイニシアティブ(IIJ)は11月18日、放送局向けの4K IP伝送ソリューションを提供開始した。
4K/8K映像の普及が進むなかで、放送業界では制作現場から放送局へ映像データ伝送も4K/8K映像対応が本格化しつつある。膨大なデータ量への対応のため、収容効率が高くコストや運用面で有用な光ケーブルを利用したIP伝送(Video over IP)の実用化が検討されている。
映像データをクラウドやデータセンターに集約することにより、現場から放送までのワークフローが4K/8K化に一本化、場所を問わない編集や確認作業が可能になり、大幅なコスト削減やシステム運用の簡易化が可能となる。
放送機器に関しては、ソニーの「ネットワーク・メディア・インターフェース」搭載放送機器の発売を通じて、4Kライブ制作のIP化を提案・推進。IIJではシステムのインフラに適したネットワークを構築を含めてソリューションとして提供、ソニービジネスソリューションと協力し、放送事業者向けに販売する。