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本当に初心者目線に立ったプログラミング学習とは 日米英で1位獲得:Pocket Programming

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世界標準を狙うベルリン発日本人スタートアップ

 ffab0の星野氏と北國氏はもともと高校の同級生。チーム結成はお互いが社会人になるかならないかの時期だった2013年にさかのぼる。「それぞれ3年、2年ずつ、ベンチャー企業でプログラミングやデザイン、ビジネスに関する実務経験を積み、スタートアップを始めるうえで必要な能力を最大限まで高めるための修行期間としよう。そして、その経験を経た3年後の2016年4月に起業しよう」と決起。これまで、いくつかウェブサービスを二人でリリースして、Pocket Programmingのリリースを行った。

 日本出身の二人だが、本格的な起業もドイツ・ベルリンで行う予定だ。起業が盛んなベルリンに本拠を置いている理由を尋ねると、「もともと海外志向が強かったというのと、サービスを作ったからには世界中で使ってもらいたいという気持ちがありました。また、スタートアップの環境を考えてみても、特に日本にこだわる理由もないのではないかと思ったということもあります」との答え。

 もともとの候補はシリコンバレーを考えていたようだが、小さなスタートアップが外国人として米国で起業をするには、物価や人件費、居住費、ビザなどで、ハードルが高すぎるのが問題となったという。そこで他の場所はないかと調べた結果、ベルリンを視察することに。

 「ベルリンに実際行ってみると、外国人への寛容さ、これからここがスタートアップの中心地になってくるんだという熱量、当たり前に公用語として英語を話すことなど、とても気に入りました。もちろん物価や人件費なども全く問題ありませんでした」

 現在はまさに本格的な起業前夜という状況だという。「起業(登記)するまでに、『Pocket Programming』とは別にメインとなる事業を作ろうと現在準備中です。ただ、もちろんPocket Programmingもそれと同じく重要なプロダクトと捉えており、引き続き開発を続け、より良いプログラミング教育の提供の一助になれればと考えています」

 Pocket Programmingの今後については、「直近では、要望の大きかったiOS版のリリースを予定しています。また、現在はRuby/Rails編とAndroid/Java編の2つですが、他のプログラミング言語の提供もどんどん行っていきたいと思います。今はプログラミングを少し学んでみて、『プログラミングって楽しそう』と思えた、チュートリアルを終えたくらいの初心者を対象としていますが、今後は裾野を広げて、より良いプログラミング学習のプラットフォームを構築していきたいです」と答えてくれた。

■関連サイト
Pocket Programming - Ruby/Rails編 -
Pocket Programming(ポケットプログラミング) - Android/Java編 -

画像:ffab0

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