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popInのネイティブ広告技術を取り入れ、ビッグデータを強化

バイドゥが東大ベンチャーと経営統合、広告事業の強化狙う

2015年06月08日 13時33分更新

文● 松野/ACSII.jp

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バイドゥとpopInが経営統合を発表。画像はバイドゥ代表取締役のチャールズ・ジャン氏(左)とpopIn代表取締役の程 涛(てい とう)氏(右)

 バイドゥ(百度)は6月8日、東京大学発のベンチャー企業popInの発行済み株式を100%取得し、同社と経営を統合すると発表した。株式取得額は非公開。popInは引き続き、法人として独立して事業を継続していく。

 中国最大の広告プラットフォームを持つバイドゥは、コンテンツレコメンドエンジン、コンテンツの読了状況を測定する指標「READ」など、popInが開発したネイティブ広告の独自技術に着目。そうした技術を中国バイドゥのプラットフォームに採用するとともに、ビッグデータを強化、広告精度を向上させていくとしている。

ネイティブ広告の市場拡大に着目し、技術の世界展開を狙う

 バイドゥ代表取締役のチャールズ・ジャン氏は、「2014年は、『ネイティブ広告元年』と言われており、広告分野のますますの市場拡大が予想されている。こうした市場のトレンドや技術を、中国最大の広告プラットフォームを持ち、技術に対するコミットメントに注力してきた我々は常にチェックしている。popInの技術は素晴らしいもので、彼らの技術は中国や世界で通用すると確信している。

 日本では引き続きpopInが独立した事業を展開し、中国では我々がその技術を活用、また両者の最先端技術を融合させ、アジアを中心にしたグローバルな展開を予定している。今回の買収をきっかけに、日本の優れた技術を世界に展開していきたい」とコメントした。

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