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さらに、2016年春に「第1期電王戦」

電王戦に糸谷竜王や森内九段ら出場、人vsコンピューターに新展開

2015年06月03日 21時30分更新

文● 貝塚/ASCII.jp

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発表会では、主催代表として日本将棋連盟の青野照市九段、谷川浩司九段、KADOKAWAの角川歴彦取締役会長、ドワンゴの川上量生代表取締役会長が登壇

 ドワンゴと日本将棋連盟は6月3日、現役のプロ棋士が出場する新棋戦を創設し、6月20日から12月にかけて開催すると発表した。

 あわせて、2016年春に「第1期電王戦」を開催することも発表。今回創設が明かされた新棋戦の優勝者が、「第3回将棋電王トーナメント(2015年11月開催)」で優勝したソフトとの二番勝負を実施する。こちらもニコニコ生放送で中継される予定だ。

新棋戦、名称は公募

 新棋戦は現役プロ棋士を対象としたエントリー制。すでに糸谷哲郎竜王、谷川浩司九段、佐藤康光九段、森内俊之九段らがエントリー済みとのことで、6月18日に全出場棋士および棋戦名が発表される。

 段位別予選(6月20日から9月下旬)、本戦(10月中旬から11月下旬)、優勝三番勝負(12月)とすすむ。棋戦の名称は現時点で未定で、本日より1週間、公募する。また決勝戦をはじめとして、およそ50から60局ほどをニコニコ生放送で生中継する予定。

 都内で開催された発表会では、主催代表として日本将棋連盟の青野照市九段らが登壇。

 「10年ほど前、羽生さんが『2015年ごろにコンピューターはプロ棋士を越える』とコメントしていました。ちょうどいま、プロ棋士とコンピューターの強さが拮抗してくる時期にあると思っています。

 ただどちらが強いかということでなく、人間だけが持つ感覚や大局観というものを証明できると思うので、結果にかかわらず意味のある棋戦になるのでは(青野照市九段)」とコメントした。

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