気温もだんだんと暖かくなってきて、いよいよ夏が近づいてきた。そして夏といえばプールや海水浴などの季節。思い出をスマートフォンやタブレットで写真・動画に収め、SNSやブログにアップロードしたい人もいるのでは。
そこで気になるのが携帯端末の防水対策だ。なぜなら、現在のスマホやタブレットは基本的に水に漬けたら一発でアウト。機器内部に水が浸入して故障してしまう。塩分や砂を含んだ海水なんかもってのほかである。
そうした機器の保護に役立つのが、専用の防水ケース。なかでも今回注目したいのが、IPX8に準拠したプリンストンの製品だ。ラインアップはスマートフォン用ケース「PSA-WSCシリーズ」と、タブレット用ケースの「PSA-WTCシリーズ」がある。
IPX8は、防水規格の等級のこと。無保護のIPX0から、「垂直に滴下する水に対して保護」するIPX1、「噴流水による有害な影響がない」とされるIPX5、「潜水状態の使用に対して保護」されているIPX8といった具合に0から8までの9段階に分かれている。本製品は実際に水深2mの水中に2時間没する試験に合格しているとのことで、その信頼性の高さがウリだ。
そのため、マリンスポーツのほかにも、雪による水滴を防いでくれるためスノーボードやスキーといったウィンタースポーツ、またキッチンで料理レシピの確認、バスルームでの動画視聴や電子書籍の読書といった具合に、スマホ・タブレットの使い方が格段にアップするステキアイテムなのだ。
まずは順にそれぞれのスペックを確認していきたい。
iPhone 6 Plusも入る「PSA-WSCシリーズ」
「PSA-WSCシリーズ」はスマートフォンに対応した防水ケース。外装はターポリン加工となっている。ターポリンとは、ポリエステル繊維の織物を合成樹脂フィルムで挟んだ素材のこと。そのため、手触りは繊維質の少しざらっとした感触がある。
防水ケースというと、食材の保存などでよく使うチャック付きポリ袋のようなものもあり、ツルツルと滑ってホールド感が薄い場合も。しかし本製品は、その繊維質のおかげで適度な摩擦抵抗があり、端末をしっかりと保持できる。また、防水性、柔軟性、汚れへの強さも兼ね備えている。カラーは3色で、どことなく車のレーシングシートのようなデザインもかっこよく、個人的には好みの外観。
さて、本体サイズだが、幅115×奥行き205×高さ5mmとなっていて、収納可能なスマートフォンサイズは幅80×奥行き158.1×高さ7.1mmまで。iPhone 6 Plusの大きさが幅77.8×奥行き158.1×高さ7.1mmなので、この端末と同等かそれ以下のサイズであれば対応するということ。
iPad mini・Nexus7対応の「PSA-WTCシリーズ」
「PSA-WTCシリーズ」はタブレット用の防水ケース。こちらは上記製品を一回り大きくした仕様で、ターポリン加工の素材を採用し、3色のカラーバリエーションを用意しており、IPX8にも準拠している。
大きさは幅170×奥行き251×高さ5mmで、収納可能寸法は幅134.7×奥行き200×高さ10.45mmまで。最新の iPad mini3の大きさが幅134.7×奥行き200×高さ7.5mmなので、iPad miniの大きさがおよその最大収納可能サイズとなる。
この連載の記事
-
第82回
sponsored
パソコン、スマホ、ゲームの音を手軽にド迫力化するキューブスピーカー -
第81回
sponsored
USB Type-C搭載PCやiPad Proの「端子足りない問題」を解決する -
第80回
sponsored
約5000円で筆圧検知1024段階対応のアクティブスタイラスが描き心地◎ -
第79回
sponsored
約4万円で144Hzのゲーミングディスプレー「PTFGFA-27C」を試す -
第78回
sponsored
新MacBook Airの容量不足、その解決に効くHP「SSD」 -
第77回
sponsored
全会議室に導入してほしい! プレゼン用PCのHDMI接続をワイヤレス化する「Simple Cast」 -
第76回
PC
iPhone XSとBT接続も! DAC要らずのハイレゾ対応スピーカーがすごい -
第75回
PC
Type-AとType-C混在の面倒なUSB状況を解決する救世主がこれ -
第74回
PC
PCとつないで簡単に使えるドキュメントカメラで、プラモ制作を動画化してみた -
第73回
PC
iPhoneの外付けストレージを「ShAir Disk」でワイヤレス化してみよう -
第72回
sponsored
買ったばかりのiPadの画面割れを防ぐ最良の方法 - この連載の一覧へ