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Z Canvasや新VAIO Pro発売後も「VAIO Z」を選ぶ理由

文●山口優、編集●鈴木誠史/ASCII.jp

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 「VAIO Z」のディスプレーは13.3型で、解像度はWQHD(2560×1440ドット)だ。このディスプレーを、VAIO Z Canvasのものと比較してみよう。

VAIO ZVAIO Z Canvas
サイズ13.3型12.3型
解像度2560×1440ドット2560×1704ドット
アスペクト比16:93:2
画素密度約221ppi約250ppi

 クリエイター向けの製品だけあって、VAIO Z Canvasのディスプレーは非常に性能が高い。しかし、VAIO Zのディスプレーも色再現性や階調表現力がよく、原色に近い鮮やかな色も微妙なグラデーションも美しく再現される。視野角はかなり広く、真横に近い角度から覗き込んでも色の変化が少なかったことにも驚いた。光沢パネルのため映り込みはそれなりにあるが、その分だけ黒が引き締まってくっきり見える。写真や映像を鑑賞するにはぴったりだ。

VAIO Zのディスプレーは高い色再現性や階調表現力を持つ

真横に近い角度から見てもほどんど色が変化しない

狙った位置からズレずに描けるデジタイザーペン

 付属するデジタイザーペンは筆圧感知機能を搭載しており、対応アプリなら力の入れ具合で線の太さを描き分けられる。端末によってはペン先と実際に線が描画される部分が微妙にずれているスタイラスがあるが、VAIO Zの場合はそれがぴったり一致している。先に描いた部分に新しく線を描き足すような場合でも、狙った位置からずれずに線を引くことができた。

付属のデジタイザーペンで書き込んでいるところ。ペン先と実際に線が描画される部分がぴったり一致するため、思い通りの線が引ける

 なお、付属のペンにはふたつのサイドボタンが搭載されており、デフォルトでは上のボタンを押すとMicrosoftのメモアプリ「OneNote」が、下のボタンを押すと画面キャプチャツール「VAIO Clipping Tool」が起動する。

 閲覧中の地図やWebページを切り取ってメモを書き込むようなとき、ペン上でアプリを起動してそのまま作業できるのが便利だった。VAIO Pro 13 | mk2もタッチパネル搭載可能だが、この付属デジタイザーペンでの操作は不可。「このペンが使えるだけでもVAIO Zを使う価値はある!」というのは言い過ぎかもしれないが、ペンの便利さはイラスト制作以外にも注目していただきたいポイントだ。

付属のデジタイザーペン。サイドボタンがふたつ搭載されている


(次ページ、「すべてにおいてレベルの高い基本性能」)

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