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ゲームに、創作に。“てんこ盛り”の最上位モデルを試す

持ち運べるデスクトップ級マシンをブン回せ!-NEXTGEAR-NOTE i5702

文●天野 透、編集● 鈴木誠史/ASCII.jp

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 ハイパフォーマンスなゲーミングPCを数多く手がけるG-Tuneの高性能ゲーミングノート「NEXTGEAR-NOTE i5702」が編集部に届いた。あらゆる意味でヤル気全開なこのマシンを、早速試してみたい。

ハイクラスなパーツを惜しげもなく搭載

外観はさながらハイパフォーマンスな高級車のよう

 このモデル最大の特徴はデスクトップ用CPUを搭載し、抜群の性能と省スペース化を両立させたことだ。スペックは予算次第で選べるが、今回のレビューに試用したのは“てんこ盛り”の最上位モデル「NEXTGEAR-NOTE i5702PA1」である。CPUはCore i7 4790Kで、GPUはDirectX 12に対応するMaxwell世代ハイエンドクラスのGeForce GTX 970Mを搭載している。

 実は、ノートパソコンにデスクトップ用CPUを搭載するという発想自体はそう新しいものではない。Pentium IIIプロセッサー時代の頃にはすでに存在しており、たとえばBTOメーカーから当時としては安価な10万円前後のオールインワンノートなどでこういった構成が見られた。

 当時はモバイル向けのCPUが非常に高価だったこともあり、ACアダプターでの駆動が前提とはなるが、低価格で省スペースなPCを作り出す選択肢として捉えられていた。「デスクノート」や「デスクトップリプレースノート」と呼ばれたものだ。今回の製品はデスクトップCPUを搭載する点では同じだが、少し異なり、圧倒的に高いデスクトップCPUの性能を追求するというのがコンセプトにあるようだ。当時に比べるとデスクトップCPUの消費電力は上がっているので、冷却性能への配慮もより必要となってくるはずだ。

 GeForce GTX 970Mは、2012年に発表されたGeForce GTX 670Mと比べてストリーミングプロセッサー数を4倍近くに増やし、4K時代のゲームユース向けパフォーマンスを追求したモデルである。

 GTX 800Mシリーズから採用された「NVIDIA BATTERY BOOST」も搭載されており、エネルギー効率とパフォーマンスを高い次元で両立している。「NEXTGEAR-NOTE i5702」シリーズはGeForce GTX 970Mを用いることでインテル グラフィックスが持つ省電力設定を「あえて使わない」という設定がされており、快適なゲーム環境のための細やかな気配りもされている。

試用機の主なスペック
機種名 NEXTGEAR-NOTE i5702PA1
CPU Core i7-4790K(4.00GHz)
グラフィックス GeForce GTX 970M
メモリー 32GB
ストレージ 512GB SSD+1TB HDD
ディスプレー 15.6型ノングレア(1920×1080ドット)
光学式ドライブ
通信規格 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)、Bluetooth 4.0
インターフェース USB 3.0端子×4、HDMI出力端子、DisplayPort×2、ヘッドフォン出力/マイク入力端子、SDカードスロット
内臓カメラ 200万画素ウェブカメラ
駆動時間 約2.5時間
サイズ/重量 幅386×奥行262×高さ35.7mm/約3.4kg
OS Windows 8.1 Update(64bit)
マウスコンピューター/G-Tune

(次ページ、「スッキリまとまった五角形デザイン」に続く)

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