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性能も普通のゲーミングPCとさほど差異なし

リビング革命! 小型SteamPC「ALIENWARE Alpha」でTVをゲームPCに (1/4)

2015年02月02日 15時59分更新

文● 八尋/ASCII.jp編集部

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ゲーミングパソコンを買いたいが、新しくディスプレーを設置する場所もなければテレビ周りもあまりスペースが余っていない。そんな人にオススメなのがデルのコンソール型パソコン「ALIENWARE Alpha」。

 Steamでゲームを購入してプレイしたいので、ゲーミングパソコンを購入したいと思う今日この頃、一つの問題にぶち当たっている。我が家にはディスプレーがなく、テレビに接続して使用したい。しかし、PlayStation 4、PlayStation 3、Wii、DVDレコーダーなどがテレビ周りにあり、ゲーミングパソコンを設置する場所がないのだ。

 Steamは、Valveの運営するオンラインプラットフォーム。PCゲーム販売のプラットフォームとしては最大級で、海外や国内の大作ゲームからマイナーなインディーズゲームまで幅広くダウンロードできる。

 そこで気になっているのがデルのコンソール機「ALIENWARE Alpha」だ。同社独自のユーザーインターフェース「Alpha U.I」により、キーボード、マウスなどなしのコントローラーだけでゲームプレイが可能。もちろんWindows 8.1(64bit)を搭載しているので、普通にWindowsパソコンとしても利用できる。今回はALIENWARE Alphaの外観や使い勝手について紹介しよう。

キューブ型のゲーミングPCより小型

小型なのでテレビの脇など狭い場所でも余裕で設置できる

 ALIENWARE Alphaは、幅203.2×奥行203.2×高さ76.2mmと、キューブ型のゲーミングパソコンよりさらに小型なのが特徴。ディスプレー周りにあまりスペースがなくても余裕で配置できる。

Alpha U.IでSteamの「Big Picture」に直結!

Alpha U.I起動中の画面。少し起動に時間がかかる

 ALIENWARE Alphaの最大の特徴は、デル独自開発のユーザーインターフェース「Alpha U.I」により、Steamの大画面モード「Big Picture」に直結できるという点だ。ほぼすべての操作をコントローラーでできるので、マウスとキーボードなしでもゲームがプレイできる。ただし、Alpha U.Iを利用する「コンソールモード」では、ゲームパット操作に対応したSteamベースのタイトルしかプレイできない。

 一方、OSにWindows 8.1を搭載し、Windows PCとして使用できる「デスクトップモード」も備えている。マウスとキーボードを接続していれば普通のパソコンとして扱えるため、Steam以外のゲームはこちらでプレイできる。ゲーム好きであればOSにWindows 8.1を採用しているのはメリットになるのでは。

デスクトップモードを選択すれば普通のPCとして利用できる

ゲーム中も静音、熱もこもらない

 実際にALIENWARE AlphaでSteamでゲームを購入してプレイしてみたが、筐体があまり熱くならないうえ、音も「あ、起動しているな」と思うくらいしか鳴らない。これは筐体内に大きなファンを2つ搭載しているためだろう。静音でゲームの妨げにならないのはうれしい。

マウス、キーボードはワイヤレスがオススメ!

標準で付属するXbox 360のコントローラーとレシーバー。Alpha U.Iにより、コントローラーだけでSteamに直結してゲームがプレイできる

 ALIENWARE Alphaには、Xbox 360のワイヤレスコントローラーとレシーバーが標準で付属している。Alpha U.Iを利用してコントローラーだけで使用可能なので、コードを気にせずディスプレーから離れた場所からでもゲームプレイできる。しかし、Windowsを利用する際はマウスとキーボードが必要。なのでマウスとキーボードもワイヤレスタイプだと、ALIENWARE Alphaの全操作をディスプレーから離れた場所からできるのだ。

小型なわりにインターフェースは充実

 インターフェースは、USB 3.0端子×2(背面)、USB 2.0端子×2(前面)、HDMI出力端子×1、HDMI入力端子×1、オーディオ出力端子×1、有線LAN端子×1、光角形デジタルサウンド出力(Toslink)端子×1など。さらに底面の蓋を開けるとUSB 2.0端子がもう一つある。

 コントローラーのレシーバー、マウス、キーボードを接続したままでもUSB端子は余るので、外付けDVDドライブなどのデバイスを使いたい時もこれらを抜いて使用する必要がないのはうれしい。

本体前面には、USB 2.0端子×2を配置

本体背面はUSB 3.0端子×2、HDMI出力端子×1、HDMI入力端子×1、オーディオ出力端子×1、有線LAN端子×1、光角形デジタルサウンド出力(Toslink)端子×1などを配置

底面の蓋を開けるとさらにUSB 2.0端子がある

(次ページ「スペックが異なる3モデルをラインアップ」へ続く)

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