このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

ミニバンの死角を「見える化」するハイテクルームミラーがスゴイ!

2015年01月27日 12時00分更新

文● 松永和浩 写真●松永和浩 モデル●中島友紀@LilCouleur

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

見えにくい障害物を真上からの画像で見せてくれる
アラウンドビューモニター

 カメラ技術といえば、今では多くの日産車がオプション採用しているアラウンドビューモニターも、運転のしやすさや安全製などに大きく貢献している。

 ミニバンのような大きなサイズともなると、特に斜め後方などは運転席からルームミラーやサイドミラーだけでは確認できない死角が多くなる。このような死角にある障害物を真上からの画像で表示してくれるのがアラウンドビューモニターだ。

 クルマの右後方に人が立っていると、その人影が真上からの俯瞰画像で表示される。これは前後左右に一つずつ装備されたカメラからの画像を車載コンピューターで処理し俯瞰画像に変換しているのだ。だから画面の右側にあるバックモニターで表示されている水溜りも左のアラウンドビューモニターに表示されている。つまり、今現在の周囲の状況をリアルタイムで映し出しているのだ。

死角にしっかりとモデルの中島の陰が映っていることがわかる(赤い丸部分)

 もし万が一、カメラの死角に入ってしまった障害物があってもクルマの四隅に装備された近接レーダーが障害物を感知し、アラウンドビューモニターに警告を表示し、警告音も発して衝突回避を促すのだ。

カメラだけでなく、レーダーでも近くの物体などを感知する

ミニバンのような背の高い車の場合、クルマの目の前にある障害物を運転席から確認できないこともある

 アラウンドビューモニターを装備していればクルマの近くにある障害物を発見することが容易で、衝突の危険性があれば警告を発し、またぶつかりそうなほど接近すれば自動ブレーキが作動する。

大きなクルマに限らず、死角は存在するので、このモニターがさまざまなモデルで標準装備になればもっと安全に、快適なカーライフが楽しめるだろう

 アラウンドビューモニターの俯瞰画像は車の状態を把握しやすいので、車庫入れなどで効果を発揮するだけではなく、狭い路地などに入った場合でも非常に便利だ。

 この見えない部分を「見える化」する技術で、車体が大きく乗りづらいとされていたミニバンやSUVが非常に乗りやすくなった。狭い道で電柱や壁などに車体をこすったりする不安が一気に解消されれば、運転はもっと楽しくなりそうだ。

メーカー
日産
車種
エルグランド 250Highway STAR Premium
車両本体価格
399万6000円(税込)
(試乗車はオプション装着車のため価格が異なります)

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

ASCII.jpメール アキバマガジン

クルマ情報byASCII

ピックアップ