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NVIDIA GeForce GTX 970M搭載ゲーミングノート

「NEXTGEAR-NOTE i5701」は4Kでしっかりゲームもできる実力派ノート

文●エースラッシュ

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 マウスコンピューターのゲーミングPCブランドである G-Tuneの「NEXTGEAR-NOTE i5701」は、4K解像度のIGZOパネルを搭載しているのが大きな特徴だ。比較的手頃な価格のフルHDモデルもラインアップされており、ユーザーが自分の目的に合わせて選びやすくなっているのも魅力だろう。

「NEXTGEAR-NOTE i5701」

 その中から今回は、4Kディスプレーを搭載し、さらに他の構成についてもしっかり強化してある「プラチナモデル」の「NEXTGEAR-NOTE i5701PA1」を試用してみた。

 前回はその外観やインターフェースを中心に紹介したが、今回は実際の使い勝手やベンチマークによる性能評価について語りたい。

光沢のある4Kディスプレーを搭載

 ディスプレーは4K解像度のIGZOパネルで、表面に光沢のあるグレアタイプだ。実際に見てみると、あまり反射などは気にならなかった。

 ディスプレーサイズは15.6型だから、最大解像度にしているとアイコンなどがかなり小さく表示されてしまう。実際に使うならば、Windowsの機能で拡大表示設定を行うのが現実的だろう。ただ、表示自体は拡大させてもディスプレーの描画能力が高い分、文字などは非常に美しく表示される。

ディスプレー解像度は最大3840×2160ドットの4Kに対応

デスクトップPCクラスのハイパフォーマンスで操作は快適

 「NEXTGEAR-NOTE i5701PA1」は、CPUにCore i7-4710HQ(2.5GHz)を採用し、メモリーは32GB。ストレージは、プライマリとしてM.2規格の512GB SSD、セカンダリには2TBのHDDを採用しており、速度と容量を両立させる構成となっている。グラフィックスは、10月7日に発表されたばかりの最新GPU「NVIDIA GeForce GTX 970M」を搭載している。

 この構成で、Windowsの快適さの指標となる評価プログラム「WinSAT」の実行結果を、「Windowsエクスペリエンスインデックスの項目に添って紹介すると、「CPU」の値が「8.2」、「メモリ」の値が「8.2」、「グラフィックス」の値が「5.9」、「ゲーム用グラフィックス」の値が「5.3」、「プライマリハードディスク」の値が「8.35」となった。

 グラフィックス関連のスコアが低いように見えるが、これはCPU統合のインテルHDグラフィックス4600が有効になっているからだ。負荷の高い処理を行うとNVIDIA GeForce GTX 970Mが有効になるため、PCMark8や3DMarkではグラフィックス性能も高く出ている。

PCの総合的な能力を見る「PCMark8」

3Dグラフィックス処理性能を見る「3DMark」

 特に3DMarkでは実行したマシンの成績がどのあたりの製品群に属するのかが表示されるのだが、一般的なゲーム用ノートPCを示す「Gamilng Laptop」を大きく超え、デスクトップの「High End Gaming PC」に迫る勢いとなっている。

 実際に使っていても、その挙動は非常にきびきびとしている。何かをする時にもたつくなどということはなく、ゲーム以外の用途で高負荷な作業をしたい人にとっても快適なよいマシンといえるだろう。

バッテリー駆動は2時間半

 バッテリーについては「BBench」を、電源オプションを高パフォーマンスに設定し、無線LAN機能もオンにした状態で実施してみたところ2時間36分13秒使うことができた。ハードなゲームで遊んでいればもっと短くはなってしまうだろうが、スペックから考えると意外とがんばってくれたという印象だ。

マウスコンピューター/G-Tune

(次ページ、「4Kでもしっかりゲームができる高性能」に続く)

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